ストーリーオブバニティ「005 初っ端からいきなり緊急事態宣言」
涙とガッツのクラウドファンディングが終わって、まさかの目標金額を上回る金額をご支援いただいたVanityyy。
ここからが本番だ。
とにかく、今回のクラファンでみんなに助けられて、たくさんのご支援をいただいたから
絶対に、楽しませなきゃいけない。
楽しいことで返さなくちゃいけない。
これが、メンバー内で確固たる決意となった。
めんどくさいだの、大変だの、そういう気持ちと決別した分岐点だったと思う。
明らかにこのクラファンからうちらの意識は変わった。
さあ、いよいよ始まるんだ…！
「全国でおねーさんすてきです」企画。
と、燃え上がっていた我々にふりかかってきたのはまたもや、コロナ。
緊急事態宣言の発令。
嘘でしょ。
クラファン達成してここからなのに！
今？！
ぎゃう激怒。
メンバー意気消沈。
さすがに、県をまたぐなという発令が出てる中でみんなから支援してもらったお金で県をまたぐのはまずいんじゃないか…
延期するしかないんじゃないか…
メンバー内で延期色が濃くなっていく中
あーしが、キレた。
「絶対に、延期はしない。あんなにみんなが支援してくれて、ここからだってときに延期なんかしてどうすんの！
そもそも延期したらいついけるかわかんないじゃん、もらったお金どうすんの！」
めずらしく、反論するメンバーたち。
「人から支援してもらったお金だからね。
そのお金で動くってことは、その人たちにも迷惑がかかるかもしれないんだよ？」
確かに、そうだ。
うちらだけの話では、もうないのだ。
でも、無言になったのは一瞬で
すぐに決断は降ってきた。
「じゃあ、車から降りなきゃいんじゃね？」
県をまたいで移動しても車から降りなきゃ通り過ぎただけで「移動した」ことにはならないでしょ。
完全なる屁理屈だけど、それしかないと思った。
あーしはとにかくあきらめが悪いのだ。
こうしてまたもや無理を通せば道理が引っ込む精神で、「全国でおねーさんすてきです」企画の特別編として「絶対に車から降りてはいけない企画」を遂行することになった。
当初の予定は名古屋・大阪だったけれど、さすがに車から降りてはいけないので、移動先は関東近辺に変更。
行く予定にはなかった千葉や静岡、岐阜を回ることになった。
急遽バタバタとタイムテーブルを作り、配信でみんなが追っかけられるように準備を整え、いよいよスタートだ！
と意気込んで迎えた記念すべき朝
まさかの、オカノがこない…。
初っ端から遅刻をぶちかましたのである。
タイテはすでにタイトに組んである。
いけるのか？Vanityyy
こうして波瀾万丈を予感させる企画はスタートした…
▶︎▶︎ 「006 車から降りてはいけない企画」に続く
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