ヘルマンリクガメのすしたろうと暮らす「008 ついにお迎え当日がやってきた!」
「008 ついにお迎え当日がやってきた!」
元気がないかもしれないけど元気かもしれないヘルマンリクガメ。
その名も「すしたろう」(あだ名は「すーちゃん」)
ついに我が家にお迎えする日がやってきた。
2024年7月7日、猛暑。
この日はペットショップのお隣のケージに超元気なフェレットちゃんが登場していてものすごい大音量でケージ内を暴れ回っていた。それなのに隣のすしたろうは何も聞こえてないかの如く、じっとおとなしくしてる。
店員さん曰く「今日はごはんまだ食べてないかもしれないからお家に帰ったら
ごはんあげてください〜」とのこと。
え!大丈夫か?元気なのか?!
確かにごはんのお皿に干からびかけた葉っぱが残ってる。
お店と同じ温湿度設定にした方がいいかと思い、店員さんに「お店では湿度どれくらいで管理されてましたか?」と質問すると「えっと…(モゴモゴ)」
ん?湿度管理してない?!
確かにケージ内に湿度計が見当たらない。
(この時は気づかなかったけど、これが後々重大な問題だった)
でもまあいいか、うちでちゃんと管理すれば。
超初心者なりに温度と湿度の勉強はしてきたし、やっとお迎えできる嬉しさでスルー。
(ベビーの場合は昼夜あまり温度差をつけず32℃くらいを保つ。ホットスポットは34〜36℃くらい、湿度は50〜60%くらい)
すーちゃんはケージから箱に移され、帰る準備は進んでいく。
ケーキが入ってるような紙の箱。
こんな箱に入って寒くないの?!冷房超効いてるのに。
心配になって店員さんに言うと、箱にホッカイロを貼ってくれた。
よし。これでタクシーを呼んですぐ帰ろう!
保険やらなんやらの手続きをして完了。
(この保険に入ることが後々夫の大手柄になることをうちらはまだ知らない)
事前に準備していたケージについにすしたろうが入る。
「おかえり」なのか「いらっしゃい」なのかわからないけど愛しさが込み上げる。
かわいい…
そうだ、ごはん食べてないって言ってたから早速あげてみよう!
でもこのコは再三に渡る店員さんのごはんをスルーしてきたからな。
まだうちらがあげても食べないかもしれないけど…
って、試しにレタスを入れてみたら…めちゃくちゃ食べるじゃん!!
すごい勢いでレタスを食べ始めるすしたろう。
これはもっと食べるんじゃないか?
完全にお腹空いてた人の勢いでトマトもレタスもいっぱい食べてる。
これはもしかして…
憧れだった「手からごはん」も食べるかも?
恐る恐るレタスを差し出して見たら…
食べた!!
なんてかわいいんだろう。
ペットショップでは警戒心が強そうだったのにもう手からごはん食べてくれるなんて…!
あんなに毎回店員さんを無視してたのに…!
かわいすぎる(泣)
いっぱい食べる姿を初日から見られてお迎えしてよかったと心から思えた。
これからいっぱい食べて元気になろうね。
こうして、2人と1匹の暮らしが始まった。
波乱万丈生活になるとはまだ誰も知らない平和な幕開けだった。
「009 生活が始まった!さてリクガメは何食べる?」へ続く▶︎▶︎