愛しい大学生活は、SUPER BEAVERと共に
どうも、20歳の誕生日に彼氏がいなかったらハジマザでダイブして頭から落ちて死ぬと言っていた女です。既に21歳ですが、今日も元気に生きています。
大学に入って早4年、ウイルスのせいで色んなモノを奪われたけど、なんだかんだ楽しい4年間だったな、と思う。サークルでは血を吐くまで飲んだり、意味もなく夜中に車で星を見に行ったり、インターンをして社会人に混じって働いてみたり。大学生活にしかできないことを、これでもかという程楽しんだ自信がある。
中でもやっぱり自分が1番熱中して「4年間を捧げた!」と言えるのは、『音楽』だと思う。ライブは120公演以上は絶対に行ったし、Apple MusicとSpotifyの二刀流の累計再生時間はきっと5000時間を超えている。月の1/3をライブが埋める時もあった。それくらい私は音楽にズブズブだったし(今もだけど)、音楽というコンテンツに魅力を感じることができる自分の感性が心から好きだ。
中でも音楽が自分の中で大きな存在になったのは、SUPER BEAVERというバンドが大きく影響していると思う。というか、彼らは私の趣味だけじゃなくて、人生や生き方、考え方まで全てを変えてしまった。
SUPER BEAVERに出会ったのは大学入学の直前、2018年の終わりのことだった。当時の彼氏に教えてもらった「ありがとう」は初めて聴いたときは正直まっっっったくその良さが分からなかった(笑)
「死んじゃうから」、、、?メンヘラバンドですか、、、?つーかこの歌、どんだけありがとうって言うの??最早、「歌詞作りサボったんか?」と思った歌だった(大変失礼)。
それがどうして今、北から南まで追っかける程好きになったかというとね。たまたまフェスで見た生のSUPER BEAVERが
ケータイから流れる歌よりも
YouTubeで見るライブ映像よりも
遥かにカッコよかったからなんだよ!!
彼らのライブを見たことがある人なら分かると思う。とにかくひとつひとつの言葉が、力強いの。MCも歌も、全部「貴方に歌っている」。こんなにたくさんの人がいるなかで、自分の中だけにドーンってくるような音楽は、SUPER BEAVERにしか演奏できないと思う。
そこからはもう大沼でした。抜け出せない。アルバムを1からダウンロードして、毎日朝から晩まで聴きまくった。(その名残か分からないけれど、私の累計再生時間は2位と150時間以上の圧倒的な差をつけて、ビーバーが堂々の1位を取り続けている)
そんな中でも私にとってのSUPER BEAVERの位置が劇的に変わってしまったのは、きっとあの日のヨヨイチ。
パンデミック直前、2020年1月12日だった。当時のSUPER BEAVERにとって代々木第一体育館という過去最大規模のワンマン当日。「それでも世界が目を覚ますのなら」から始まったそのライブは、ずっと泣いていた気がする。というか、最早あまり記憶がない。だってずっと見たかったワンマンライブで、大好きな歌ばっかり聴けて、1万5000人でコール&レスポンスして、そりゃわんわん泣いたし、「あの曲のこの部分で渋谷龍太が、、」なんて言えるほどほとんど覚えてる訳がない。
それでも唯一覚えているMCがある。きっとこの記憶はこれから先も一生忘れないと思う。まわる、まわるの直前、ボーカル渋谷龍太は私たちにこう語った。
この世には「絶対」なんてない。いつか夢は叶う、なんてことはおとぎ話のなかだけで、現実はもっとずっと辛くて残酷だ。そんなことは今まで私もずっと分かっている"つもり"だったし、何より大学生活で最も感じた人生の性だった。「それでも、どうしても諦めたくないものがあるなら」と渋谷龍太は続けた。
同じようなことを軽々しく謳うバンドマンに、いくつも出会ってきた。それでもSUPER BEAVERが他と違って見えたのは、彼ら自身がメジャー落ちや解散の危機を乗り越えながら15年もの年月を過ごしてきたからなんだと思う。
10年以上地道にライブハウスで活動して、信じたやり方で生き続けたから、自分達で導いてきた今がある。
「運命」なんて決まってはいなくて、たくさんの選択肢のなかから選び抜いてきたから、現在(いま)を生きている。だから、それは"運命"なんて軽々しい単語では語りきれない。
大学生活、沢山傷ついた。色んなことがあって自分だけではどうしようもなくて、人に頼らなきゃならない時期もあった。死にたいと思ったことだって数えきれないほどある。それでも今日までどうにか死なずに生き続けようと思えたのは、私が今日まで生きてきた人生の選択を全部SUPER BEAVERが肯定してくれたから。私自身が導いてきた人生を、「間違ってないよ」って彼等が歌ってくれたから、安心して生きていることができる。
このnoteのカバー画像は、大学に入学してすぐにこれからの生活への期待で満ち溢れた時期に撮った地元の桜です。思い描いていた大学生活とは全然違ったけれど、上述の通り私はとっても幸せです。
音楽に、SUPER BEAVERに、大好きな曲たちに、出会えて良かった。
今月、私は22歳になります。彼等に出会った当時の18歳の自分が全く予想もつかないような人生を歩んできたし、これからも歩んでいきます。いくつもの選択肢があって、たまには間違うこともあるだろう。でもきっとSUPER BEAVERは「間違ってない」って言ってくれるから、私は安心して残りの大学生活を過ごして、社会の荒波に揉まれていこうと思うよ!
こんだけ読んだら、ちょっとはSUPER BEAVERに興味が出たんじゃない??もしそうだったら、ちょっとでも良いから聞いて欲しい。きっと彼等は、あなただけのために歌ってくれる。