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〈今年の目標〉は自分が「なりたい状態」を考える

目標といえば、「今年は○キロ痩せる」「○冊本を読む」「○万円貯める」といったものにしがちだ。でも、これらはすべて〈行動〉といえる。

「それのどこがいけないの?」

もちろん、悪くない。個人の目標なんてどんなものにしようと自由だ。けれども、ボクだったらこんなふうに目標を立てる。

たとえば、「○冊本を読む」ではなく「起業に関する知識を身につける」などとする。「読む」は〈行動〉だが、「身につける」は〈状態〉、しかも理想のそれになる。言いかえれば、行動が〈手段〉で、理想の状態は〈目的〉になるのだ。前者が〈戦術〉、後者が〈戦略〉と考えてもいい。手段と目的、戦術と戦略を取りちがえないことが、人生を幸福に生きるうえでは重要だ。

ただし、今後はもっと深く考え抜きたい。なぜ起業の知識を身につけるのか。「経営コンサルタントになり、中小企業の活動を支援して社会をよりよくしたい」とか、戦略を深く掘り下げると、「○冊本を読む」ことよりも「コンサル会社に転職して修業する」ほうが先決かもしれない。そんなふうに、理想を実現するのに最適な戦術を選びとるんだ。

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