〈毎日おなじことのくりかえし〉の幸せに浸りたい
「〈毎日おなじことのくりかえし〉は嫌だ!」とぼやく声を聞くことがある。でも、「くりかえし」って悪いことなのか? 毎年のように大きな災害が起こっている現代。いつ自分が巻きこまれるかわからない。「生き残っていることがなにより幸運」だと考えれば、「毎日おなじことをくりかえせる幸せ」に気づけそうだ。
〈毎日おなじことのくりかえし〉にうんざりしている人の問題は、じつは「くりかえし」ではないかもしれない。真の問題から目をそらしているから、満足感を得られないのでは?
ボクはいま「毎日おなじことをくりかえせる幸せ」を追求している。起床や食事、炊事をする時間などは、ほぼ毎日おなじにしている。「これはいつしようか」「どうやろうか」などといちいち悩むのは面倒くさい。そんなことにアタマを使いたくない。〈毎日おなじことのくりかえし〉だからこそ、ちょっとした変化をつけると悦びも大きい。家事の段取りを入れかえるだけでも、生活に彩りを出せる。「幸せってこういうものかもしれないなあ」と思えれば人生の“勝者”だ。視点を少し変えるだけで〈世界〉は革命できるんだ(*注)。
*注:「世界は自分が認識するからこそ存在している」として、「世界を革命するには認識を変えればいい」と考える。