給料を取りに行ってきた(1)

給料を取りに行ってきた

なんと今どき現金手渡しなのだ

ホテルに社長がやってきての手渡しなのだ

さすがはブラック(笑)

多分振込手数料をケチるため

だからやめたホテルにまた向かう事になった

もうブラックババアどもと会いたくない!ほんとに気が滅入る

またババアに私がやめたことで現場が大変だのグチを言われるかと思うと

言われてもいいけど、こっちもキレるかもしれないしキレた方がいいのかなとかそーゆー思いが巡ってしまう

キレたい気持ちもあるしレベルの低い争いをしたくないって思いもあるし

でもババアに言いたい事言わせてババアの気分をスッキリさせたくないって気持ちもある

私ってヘタレなんかな

風邪もひいてるし給料を取りに行くこともあって朝から気が滅入るし体力の消耗も激しかった

手渡しだけど振り込みにしてって電話しようかと思ったけど

向うがめんどいとか理由を付けて振込を拒否るかもとゆー思いがあって

結局手渡ししかだめで、これ以上いざこざを起こしたくないって気持ちでそれも諦めた

お金さえ受け取って、借りてたエプロンも返せればもう無関係だしね

自転車でホテルに向かう最中ほんとに嫌で嫌で体に力が入らなかった

ブラックババアに切れられるのも怖いし

レベルの低い争いを自分が繰り広げる想像もしてとか色々で

でもこないだ犯人が捕まった猫虐待動画の虐待された猫の事を思い出した

キチガイにひどい目に合った猫の苦しみに比べたら大したことないと

あの猫ちゃんに比べたら私のこの給料を取りに行くだの

ブラックババアがどーのなんて大したことじゃないと

自転車をこぎながら何度も自分に言い聞かせた

あの猫に比べたら大したことない

あの猫に比べたら大したことない

自分に言い聞かせても体に力が入らなかったけど

いざホテルに着いた

2時50分

ババアは社長は3時にならないと来ないって言ってて

とにかく来る前に電話してって言ってた

ホテルの入り口で三時前から待ってれば社長が来たらその場で給料受け取って借りてたエプロンを渡して立ち去ろうと思って

ババアには電話せずにホテルの前で待つことにした

社長は面接の時も3時からなのに3時過ぎに遅刻してたし恰好も日雇い派遣みたいで汚くてだらしない恰好の男だった

3時になっても社長が来なかった

もしかして今日は3時前にホテルにやってきて事務所に居てみんなに給料を渡してるのかも?とゆー考えがよぎった

しかたなく3時5分になってババアに電話をした

私「もしもし~先日やめた(私)ですけどお給料を取りにきたんですけど社長いますか?」

ババア「あー社長ねーまだ来てないのよー。私たちみんなで更衣室で待ってるのよー今どこにいるの?」

私「ホテルの前です。じゃあ私、このままホテルの前で待ってそのまま給料うけとります~」

ババア「あーそう~じゃあわかった」

時間守れよ糞社長

てか、大事な取引先相手でも遅刻すんのかテメーは!

格下相手のパート相手なら遅刻してもいいって考えなんだろうな死ねよ

さすがブラック

自転車に乗って待ってたら入り口からババアが険しい顔で出てきた

ババアがなんか言いながら近づいてきた

ババア「社長まだなのよね~あとさー自転車につけるホテルの名札も持ってきた?」

ホテルの駐輪場にホテルに関係ない自転車を止めさせない為に

ホテル関係者の自転車にはホテルの名前が書いてある名札をつけることになってて

その名札も返すからエプロンと一緒に袋に入れた持ってきたのだ

私「これに全部入ってます」

ババア「あ、ほんと。ぜんぶ持ってっていいのね」

私「うん」

ババアはエプロンと自転車に付けるホテルの名札が入った袋を持ってまたホテルの中に入って行った

私「あーうぜーはやくしろよ糞」

そしてしばらくして今度はババアだけじゃなく他のパートもみんなしてホテルの外に出てきた


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