【MTG】添削杯Vol.8
この記事はMagic : the Gathering(以下マジック)に関するものです。
今回は、添削杯Vol.8ことリアル添削杯への参戦録です。
添削杯については下記から。
■あいさつ
参加を決めてから数カ月、8月26日の禁止改定により謹製のBazaagaが消滅してしまった筆者は前日、いや当日の午前2時頃に新たなデッキのスリーブを入れ終えた。
今回はデッキ賞を狙ってメタ外から新たな構築を模索してみた。
(関係ないが、筆者は寝付くことが出来ず、このまま一睡もせず添削杯に臨むことになった)
▼デッキ
// メイン61枚
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《Bazaar of Baghdad》
1:《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
2:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
3:《暗黒の深部/Dark Depths》
1:《死者の原野/Field of the Dead》
1:《フォモーリの宝物庫/Fomori Vault》
1:《Glacial Chasm》
1:《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》
1:《カラカス/Karakas》
4:《裂け岩の扉/Riftstone Portal》
1:《露天鉱床/Strip Mine》
1:《The Tabernacle at Pendrell Vale》
3:《演劇の舞台/Thespian's Stage》
1:《ウルザの物語/Urza's Saga》
4:《不毛の大地/Wasteland》
4:《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ/Yavimaya, Cradle of Growth》
4:《常緑のビヒモス/Perennial Behemoth》
4:《輪作/Crop Rotation》
4:《壌土からの生命/Life from the Loam》
4:《踏査/Exploration》
4:《Fastbond》
1:《ブラック・ロータス/Black Lotus》
1:《Mox Emerald》
1:《ズアーの宝珠/Zuran Orb》
2:《探検の地図/Expedition Map》
1:《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
1:《一つの指輪/The One Ring》
// サイドボード
1:《爆発域/Blast Zone》
4:《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
2:《無のロッド/Null Rod》
4:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
4:《活性の力/Force of Vigor》
デッキ賞を狙って構築したのは【Lands】!しかも《ズアーの宝珠》採用。
デッキの細かい話は最後として、まずは対戦レポートから。
ユクゾー₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾
■対戦レポート
参加者85人スイスドロー7回戦
(85人!?Σ(・ω´・;))
R1 vs ベルチャー
G1:先手1マリ
《Fastbond》から土地を2枚置いてエンド。《Mox Pearl》《Opal Mox》《LED》《Grim Monolith》《通電式キー》《ベルチャー》52点でライフ-34点。
G2:先手
《Fastbond》置いてスタート。相手1t目の《一つの指輪》を《精神壊しの罠》して2t目《溜め込み屋のアウフ》。《FoV》でファクトを割りつつ2点クロックで相手ライフ4。そのターンエンドに《暗黒の深部》《演劇の舞台》からマリット・レイジ降臨して勝ち。
G3:後手1マリ、相手1マリ
相手の初動のファクトを《FoV》。こちらが土地を引けず《FoV》を3回ピッチで撃つ展開。《不毛》も引かず、《青スペルランド》から《魂標ランタン》サクって《修繕》→《ジュエル》。次ターン、《ジュエル》から3マナで《Transmute Artifact》から《ベルチャー》で負け。
・所感
G1は美しく負けた。うっかり記念撮影されるレベル(下図)。
こちらはサイドボードで《Mishra’s Workshop》系のデッキをガンメタしていたので、14枚のカードを投入してのサイド戦だった。G2はその通りに動けたが、G3では対策カードキープをした結果、そればかり来て《Fastbond》《踏査》《輪作》を引かず土地を増やせないままターンが経ってしまった(´・ω・`) 《Bazaar》でも手札を回せなかったのはちょっと不運だった。
R2 vs 白単イニシアチブ
G1:先手、相手1マリ
こちら《Fastbond》から土地2枚追加セットしてエンド。相手1t目《金属モックス》《BL》から《練達の地下探検家》。そのまま負け。
G2:先手
《選定された平和の番人》で《Bazaar》指定されたりしつつほぼマグロ負け。
・所感
G2の途中、《魂の洞窟》から出た《白羽山》のあと、《輪作》から《不毛》を持ってきて《魂窟》を割ったが、これがミスだったかも知れない。ここは《露天鉱床》持ってきておけば、後から《ローム》を引いたときに《平地》を割れていたので、ラストターンでトップした《Tabernacle》で盤面を一旦消せた可能性があった。難しい(´・ω・`)
北海道から来られているとのことで、土産をいただきました。ありがとうございます( ˘ω˘ )
R3 vs エスパールールス
G1:後手1マリ
こちらの《Bazaar》起動に《弓使い》出てきて、さらに殴られてこちらライフ13。エンドに《輪作》から《暗黒の深部》でマリット・レイジ降臨して勝ち。
G2:後手
《Fastbond》が《精神的つまづき》されるスタート。早々に着地させたマリット・レイジは《ソープロ》されてライフ40。《常緑のビヒモス》の蘇生と合わせて墓地から再度DDセットを置いていくも、《不毛の大地》に阻まれてなかなか仕掛けられない間に《超能力蛙》にアドバンテージを稼ぎ続けられて、3ゲーム目を考えて4/5の《蛙》を前にライフ26残して投了。
G3:先手、相手1マリ
内容忘れたけどライフ遷移的には《ルールス》に殴られて負けてる。
・所感
残り時間がわからなくてG2投了したが、続けたほうが勝ち目あったかもしれない。《弓使い》を構え続けられてるのが明らかで《Bazaar》が起動しづらく、《ローム》もなかったので通常ドローだけではさすがに追いつかないという判断だったが、投了する前に思い切ったほうがよかったかも(´・ω・`)
R4 vs URジュエルショップ
G1:先手2マリ、相手2マリ
相手《ワークショップ》から《ジュエル》という早い展開から《パラドックス装置》着地してこちら優先権放棄して勝ち手段が出るまで待つ。
《引き裂かれし永劫、エムラクール》をプレイされたところで投了。
G2:先手1マリ
《Fastbond》置いて《無のロッド》で止めてる間にマリット・レイジ降臨させて勝ち。
G3:後手
土地が心許ないが、他が強いハンドをキープ。相手1t目《墳墓》のみ、こちら《不毛》で割り。2t目再び《墳墓》で終わり、こちらは《墳墓》から《無のロッド》置いて相手の動きを止める。相手3t目《スペルランド》3点から《三なる宝球》、こちらは《暗黒の深部》置いてエンド。
ここから負けるまで土地引かず。手札には《ローム》も《FoV》*2とあるのに《三球》のせいで何もできず、相手は《修繕》で《ジュエル》を出すなどして手札を増やす流れ。お互いにディスカードが発生していたが、《Volcanic Island》引かれて《力ずく》で《無のロッド》割られて盤面に《ジュエル》3枚ある状態から《パラドックス装置》出てきたので投了。
・所感
G3がゴミ運だった(ヽ´ω`) Landsが土地3枚から全く土地を引かないのはゴミカスとしか言いようがない。相手の土地が伸びてきて「いよいよ限界が近い!」と思いながら引いたカードは《Mox Emerald》で何もしないという。引いていいカードは無色マナが出る土地か《Bazaar》でよかったから20枚以上ライブラリーに残ってたし、《演劇の舞台》ならそこでマリット・レイジで勝ってた可能性もあったのに。《無のロッド》で止めて《FoV》構えて、という初動のプランはちゃんと取れてたのに。この日一番不満な負けだった(ヽ´ω`)
R5 vs ルールスノート
G1:先手
そうそうに《ファイレクシアン・ドレッドノート》を《記憶への放逐》で着地させられて負け。
G2:先手、相手1マリ
《Fastbond》から一気に展開してマリット・レイジ着地するも《ソープロ》で20点ゲイン。《BL》置いて、こちら土地が《舞台》《Bazaar》のみのところ相手が《不毛》で土地を割りに来たので《BL》から緑マナで《輪作》して《暗黒の深部》、マリットレイジ降臨まで行って勝ち。これは相手の見逃しミス(^^;)
G3:後手1マリ、相手1マリ
《墳墓》でライフを削りながら消耗戦になって、相手《門衛のスラル》のあと意を決しての《ドレノ》*2、を《活性の力》をハードキャストしてマリット・レイジ降臨して勝ち。
・所感
フェアデッキ相手はそれなりに戦えそうな気がする。
今回は《ドレノ》というアンフェア要素があったり《記憶への放逐》で《暗黒の深部》の誘発を消されたり、危険はいろいろあったが引きが噛み合ってなんとかなった。
R6 vs 白単イニシアチブ
G1:後手
1t目《エメリアのアルコン》2t目《選定された平和の番人》→《Fastbond》指定。負け。
G2:先手、相手1マリ
1t目《Fastbond》。相手2t目《アルコン》。《ヤヴィマヤ》に《不毛》を2回くらって緑マナが出ない、マナが伸びないでイニシアチブ取られたところで投了。
・所感
R2の時点でなんとなくそんな気がしてたが、このデッキ白チブに絶望的に勝てなさそう(・ω´・;) イニシアチブを取り返す方法がマリット・レイジしかないという矛盾!《アルコン》と《番人》はどっちか制限にするべきやと思う。
R7 vs ミラーストーム
G1:先手1マリ
1t目《Bazaar》、相手エンドに起動して《Fastbond》か《踏査》か悩んで《踏査》を捨てる。《Fastbond》が《精神的つまづき》されて、手札がスカスカに。欲張らずに両方残すべきだった。《ギタ調》で手札見られるのを嫌って投了。
G2:先手
《Black Lotsu》《輪作》でマリット・レイジ20点。
G3:後手
内容は忘れたがマリット・レイジで20点。
・所感
相手のコンボ始動が遅かったおかげでなんとかなった。基本的に止める手段が乏しいのでこれは運。マリット・レイジは強い。
結果
というわけで2-5の79位_(┐「ε:)_
多少の不運はあったと思うが、さすがに一朝一夕のデッキで勝ち越そうというのは虫が良すぎた(・ω´・;)
《ズアーの宝珠》
《ズアーの宝珠》については《常緑のビヒモス》《Fastbond》で無限ライフになること、土地に《Bazaar》があれば無限ドロー、《死者の原野》で無限トークンという仕込みだったが、そんな手の込んだことをせずともマリット・レイジが解決してしまう上に、サイド後は《アウフ》《無のロッド》で《宝珠》が起動できないデメリットもあり、面白さに対して堅実性が低かった(´・ω・`)
Lands自体は上位にもいたようなので、選択肢としてなくはなかったと思う。しかし、会場で3人もいたというのは意外だった(・ω´・;)
今回の自分のデッキの完成度は30点ぐらいだったかな。《輪作》マリット・レイジは使い込めば可能性は出てくる気がするが、今回はプロキシも多数使ったので実際に組むのはまだちょっと難しい_(┐「ε:)_
《現実の設計者、タメシ》や《六番》はデッキと相性がよさそうな気がしたので、それは考えてみようと思う( ˘ω˘)
あとモダンのアミュレットタイタン系のデッキも参考になるかも知れない。
■おわり
添削杯おつかれさまでした。主催の添削さんはじめジャッジやカバレージなど運営のみなさま、対戦していただいたみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。
正直、Bazaagaが使えなくなってしまったことでヴィンテージ自体のモチベーションはやや下降していましたが、今回新たにデッキを組んでみたことでちょっと気分が盛り返したと思う。とは言え、デッキもプレイも練度が全く足りてないどころかそもそもカードも足りてない状態なので、楽しく遊べるようになるまではまだまだ時間がかかりそう。
10月のPC静岡は不参加の予定なので、次の大きめのイベントは帝王戦かPC千葉になるか。それまでに遊べるデッキが作れるかどうか…。
今の環境、普通のBazaarデッキはほとんどのマッチを不利に感じるので、ドレッジにしてもヴァインにしてもあまり気が進まないところ(´・ω・`) WotCはそろそろ現実を見てワクショデッキに制限を出しつつBazaarデッキを強化するカードを作るか解除をするべき。
というわけでおわり。ありがとうございました。
よいLandsライフを٩( 'ω' )و
ぎゃり粉_(┐「ε:)_