【MTG】第11期関西帝王戦
この記事はMagic : the Gathering(以下マジック)に関するものです。
今回は、第11期関西帝王戦ヴィンテージの参戦録です。
■あいさつ
最近はピッチヴァインを魔改造したり、ほぼレガシールールスデプスを回したりで、帝王戦に参加するのは第8回以来久しぶりになりました。
デッキはその魔改造しているピッチヴァイン(ヴァイン抜き)です。
▼デッキ
// メイン61枚
4:《Bazaar of Baghdad》
4:《ウルザの物語/Urza's Saga》
4:《不毛の大地/Wasteland》
1:《露天鉱床/Strip Mine》
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2:《山/Mountain》
2:《猛火のルートワラ/Blazing Rootwalla》
4:《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
4:《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》
4:《死の達人/Master of Death》
4:《虚ろな者/Hollow One》
1:《精神的つまづき/Mental Misstep》
4:《否定の力/Force of Negation》
4:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
4:《意志の力/Force of Will》
3:《有毒の蘇生/Noxious Revival》
3:《活性の力/Force of Vigor》
1:《Mox Ruby》
1:《Mox Emerald》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《探検の地図/Expedition Map》
4:《両替機/Currency Converter》
// サイド15枚
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
1:《カラカス/Karakas》
2:《激情/Fury》
2:《応じ返し/Snapback》
2:《外科的摘出/Surgical Extraction》
3:《炎の嵐/Firestorm》
1:《活性の力/Force of Vigor》
1:《虚空の杯/Chalice of the Void》
1:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1:《歩哨のトーテム像/Sentinel Totem》
■対戦レポート
参加者34人スイスドロー6回戦
R1 vs アグロショップ
G1:先手
こちらの《Bazaar》と《ウルザの物語》が割られる。相手1t目のMoxからの《苛立たしいガラクタ》には《精神的つまづき》。こちら《山》《古えの墳墓》から《ゴブリンの太守スクイー》、相手土地引かず《Mox》からX=1《石とぐろの海蛇》でスクイーと海蛇が相打ち。
相手Mox2枚目からX=2海蛇。海蛇の2点クロック対《魔力の墓所》の3点クロックで、相手5/6外して15点ダメージ。その間にこちら《サーガ》からトークン作れて勝ち。
G2:後手
相手1t目《継ぎ接ぎ自動機械》から《ガラクタ》、こちらBazaar、《活性の力》キープが沈黙。相手2t目《ワームとぐろエンジン》で4/4自動機械アタック。投了。
G3:先手1マリ、相手2マリ
《サーガ》《太陽の指輪》《探検の地図》スタート。相手《継ぎ接ぎ自動機械》《墓掘りの檻》スタート。こちら3t目5/5構築物2体でアタック、次ターンに7/7が4体になって勝ち。
このゲームは《不毛》《サーガ》*2、《指輪》《地図》《露天鉱床》でキープした。
・所感
G3で相手は《墓掘りの檻》か《ガラクタ》を探してマリガンしたらしい。《檻》は全く効かないのでデッキリストがバレてないことが有利に働いたと思う。相手のG1の土地事故と不運もあって勝てた。
R2 vs ジュエルショップ
G1:後手2マリ、相手2マリ
相手2t目の《パラドックス装置》を《否定の力》、3t目の《一つの指輪》を《意志の力》。相手《クリプト》で9点ダメージ。2枚目の《指輪》から《逆説的な結果》につながって負け。
G2:先手2マリ、相手1マリ
攻め手の無いハンドになったが、ダブマリなので《Bazaar》で探しに行くプラン。相手は《クリプト》《古えの墳墓》《一つの指輪》で残りライフ6まで行くも、《逆説的な結果》に辿り着かれて負け。
・所感
アグロショップと違ってジュエルショップは明確に不利を感じる。体感通りに負けた。
R3 vs Doomsday
G1:先手1マリ
1t目《サーガ》《両替機》、相手《Mox》から《定業》。2t目《両替機》《Bazaar》、相手《タッサの神託者》をブロッカーとしてキャスト。3t目サーガから《両替機》で2/2を3体ずつ作る体制を見せて勝ち。
G2:後手
相手《虚空の力線》スタート。相手1t目《暗黒の儀式》《最後の審判》に《FoW》して、《DD》に《外科的摘出》が通る。《黙示録、シェオルドレッド》と《無のロッド》と《タバナクル》を確認。こちら《サーガ》からトークン生成、相手《吸血の教示者》から《シェオル》。こちら《サーガ》3章で《探検の地図》を出して起動、ここで《カラカス》を入れ忘れてるミスに気付く。
そのまま《サーガ》トークンのサイズが上がらず負け。
G3:先手1マリ
《Bazaar》《日を浴びるルートワラ》スタート。相手2t目《儀式》から《虚空の力線》。1点クロックをしつつ《Underground Sea》を《不毛の大地》で割る。相手4t目フェッチを切ったところに《アンシー》に《外科的摘出》。フェッチからは《地底街の下水道》が出る。《島》がすでに出てるので相手の残りのフェッチは全て無駄牌に。
こちらの《緑ワラ》1体に対して《タバナクル》置かれて《古えの墳墓》で維持する状態になり、クロック負け。2体目の《ルートワラ》を出すも《タッサの神託者》が出てきて《ルートワラ》維持終了。《ギタクシア派の調査》をされたので《精神壊しの罠》《否定の力》《意志の力》*2を見せつける。ブルーカウント維持しながら2tごとに《Bazaar》で掘り進めて《サーガ》を引いて《太陽の指輪》が通ったのでクロックの見通しが立ったところで延長ターン開始時相手ライフ残り6で間に合い勝ち。
・所感
G1は特有のおもしろムーブをできてよかった。
G2の《カラカス》入れ忘れはさすがにわろた。《カラカス》あれば《シェオル》バウンスし続けるだけで勝てたのに。
G3はロングゲームになった。《アンシー》を《外科的摘出》したのはよかったが《力線》で《Bazaar》が起動しづらくなったのでブルーカウントの維持もあって土地を置けず《タバナクル》が効いてなかなか攻め手に辿りつけなかった。
R4 vs 墓荒らし
G1:後手1マリ
1t目《Bazaar》から《猛火のルートワラ》《虚ろな者》。2t目《山》を置いて7点クロック。《両替機》を設置して《オークの弓使い》ケアで《Bazaar》起動せずにクロック継続。《オーク》がチャンプブロックに出てきたところで《両替機》に貯めておいてそのまま削り切り。
G2:後手1マリ
相手1t目《不毛の大地》のみで、こちらも《不毛》置いて起動してエンド。
《超能力蛙》が出てくる。こちら2t目《山》3t目4t目《ウルザの物語》でこちらの5t目アップキープに《活性の力》、これにトークン生成ではなく《虚ろな者》をサイクリングして打ち消しを探しに行くも引かず。《山》1枚になってそのまま《蛙》を大きくされながら負け。
G3:先手、相手1マリ
《サーガ》《両替機》スタート。《サーガ》に《露天鉱床》されて2t目《Bazaar》《虚ろな者》。相手《収集するアウフ》*2。《虚ろな者》《アウフ》が相打ちして《サーガ》置いてエンド。相手《森の知恵》設置して次ターン8点ペイして《超能力蛙》。
こちら《山》。アップキープに《森の知恵》に《活性の力》。《漁る軟泥》出てきて《不毛》で《サーガ》破壊。こちら2/2構築物と2/2ならず者、相手《軟泥》と《蛙》でターンエンドの《軟泥》起動に《炎の嵐》X=4で《軟泥》《蛙》相手、自分を対象。捨てた4枚のうち3枚を《両替機》に貯める。《炎の嵐》が通ってこちらライフ16、相手ライフ5。相手《時を超えた探索》、エンドに《両替機》からならず者出して勝ち。
・所感
まるでフェアデッキ同士かのようなゲームだった(と思う)。G3は《両替機》のトークン生成のコストを相手が勘違いしてた(2マナ必要だと思われてた)のでちょっと幸運があったと思う。
G2は《蛙》が強く、《激情》では3/4の《蛙》に全く勝てないことがわかった。
R5 vs 白単イニシアチブ
G1:先手2マリ
《Bazaar》《緑ワラ》《虚ろな者》《露天鉱床》《ゴブリンの太守スクイー》でキープ。1t目《Bazaar》起動で《緑ワラ》《虚ろな者》を引いて全力展開。相手1t目《第三の道のロラン》で《虚ろな者》破壊。相手2t目《白羽山の冒険者》、こちら3t目《虚ろな者》単騎アタックでイニシアチブ取得。そのあとこちらのクロックのほうが早くて勝ち。
G2:後手
《Bazaar》《赤ワラ》《虚ろな者》《山》《サーガ》《精神壊しの罠》をキープするも、相手《虚空の力線》から1t目《Mox》《苛立たしいガラクタ》、2t目《選定された平和の番人》で《サーガ》指定。《山》から《赤ワラ》。《番人》と《赤ワラ》で相打ち。2枚目の《番人》《エメリアのアルコン》。《炎の嵐》で逆転できそうだったが、引けず、その前に《冒険者》でイニシアチブ取られて負け。
G3:先手1マリ
《Bazaar》《サーガ》があるものの他が受けの初手をマリガン。《Bazaar》《赤ワラ》*2《虚空の杯》《不毛》《太陽の指輪》でキープして《赤ワラ》*2、《杯》X=0設置。相手1t目《魂の洞窟》から《ガラクタ》。《不毛》で《洞窟》割って2点クロック。相手2t目《不毛》で《Bazaar》割り。相手3t目に2枚目の《洞窟》。そのままお互い土地を引かず《赤ワラ》の2点クロックで相手ライフ10。相手が《不毛》置いた次ターンこちら《サーガ》、誘発スタックで《不毛》起動されず、《太陽の指輪》設置。次ターン相手が土地を引いて《ロラン》で《サーガ》破壊されたが、こちらは次も《サーガ》を引いてそのまま勝ち。
・所感
G3はマリガンしたのがよかった。《杯》のおかげで相手の初動の《Mox》が全て止まっていたらしい。G2での《ガラクタ》も考えるとかなり先手ゲーになってる気がした。色々改変してるとは言え、基本はピッチデッキなので《ガラクタ》対策をサイドに取ってもいい気がする。
R6 vs カウンターモンキー
スタンディング確認後IDしてTop8確定( σ˘ω˘ )σ
SE1 vs 4cオース
G1:後手1マリ
《Bazaar》《赤ワラ》《スクイー》とあったがマリガンして、《Bazaar》《精神的つまづき》《精神壊しの罠》《Mox》《両替機》のハンドをキープ。
相手1t目《島》《Mox Emerald》、こちらのアップキープに《Ancestral Recall》→《つまづき》→《FoW》。2t目《禁忌の果樹園》《ドルイドの誓い》。《アトラクサ》出てきて負け。
G2:先手1マリ
《FoW》ありブルーカウントなし《露天鉱床》《サーガ》《赤ワラ》のようなハンドをマリガンして《サーガ》《カラカス》《Bazaar》《虚ろな者》《FoW》ブルーカウントなしでキープ。
1t目《サーガ》は《露天鉱床》され、2t目《Bazaar》から《虚ろな者》。アタックして相手ライフ12。《ドルイドの誓い》→《FoW》→《狼狽の嵐》で《誓い》着地して《アトラクサ》登場。ETBで《耐え抜くもの、母聖樹》がめくれなかったので、まだチャンスあるかと《カラカス》でバウンス。ターンエンドに手札から普通に《母聖樹》で《カラカス》割られて再び《アトラクサ》。負け。
・所感
Top8の中では一番勝ち目が無いオースに当たってしまった。予想通りほぼ為す術なく負けた。それだけ。
結果
というわけでSE1没(´・ω・`)
しかし、おもしろデッキリストを残せたのはよかったし、賞品で5000ポイントもらえたのでそれなりに満足してる( ˘ω˘ )
プレイイングで明らかにミスがあったのはR3G2のサイドボードで《カラカス》を入れ忘れたことと、同じくR3G2でピッチコストに《死の達人》ではなく《応じ返し》を使ったこと。R3G3でも《力線》のあとに《有毒の蘇生》を捨てたのも結果的に影響がなかったとは言えよくなかったかも知れない。
他、R1G2G3が特にわかりやすかったが、デッキリストが判明してないことで相手がサイドボードで失敗したことも今回の結果の要因として大きいと思う。
■おわり
実はこのデッキは去年の11月末頃から調整を始めて、今年の4月末頃まで約半年使ってたのだが、勝率が4割前後で悪い時は全盛期のイチローの打率ぐらいの勝率しかなかったので、諦めて供養しようとしてた。
その記事はこちら。
この供養記事を仕上げる前に帝王戦が来てしまったので、さらに脳内調整をして今回の帝王戦に参加したところ、思いがけずTop8まで進んでしまった。
せっかくそれなりの結果が出たので、まぐれかどうかはこれから判るとしてデッキの経緯なんかも別の記事に上げようと思う。なんせ今の状態では使用者が一人なので試行回数が少なすぎてよくわからない。笑。
次の記事は、6/24に禁止改定がある関係で、このデッキ(というか《サーガ》)が使えるかどうかが変わってくるので出来るだけ急いで上げたいところ(・ω´・;)
対戦ありがとうございました٩( 'ω' )و
よいバザーライフを_(┐「ε:)_
・デッキの解説
記事を新しくつくりましたので、そちらもどうぞ。
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