「詰め連珠を速く解く」とは、どういうことか
2019年10月。私が、上級詰め連珠に関するnoteをいくつか書いた頃、ハイサレ先生に感想をいただき、とても勇気付けられた。
そのnoteには、線で読む私にとって不思議なことが書かれていた。
「ある特定の形ではこの手が最善になることが多い」という認識、記憶をしている。これは読んでいないので、型にハマれば線で読むよりも速く解に行き着くことができる。(「連珠を線で読む」より引用)
どうやら、詰め連珠を山ほど解くと、パターン認識ができて速く解けるらしい。理論的にはあり得る話でも、そうなるまで、一体どれだけの量を解いたのか。全部違う問題に見えて、一問ずつ四苦八苦している私には、当分縁のない話だろう。そんな感想を持った。
それから、1年の月日が流れ、上級詰め連珠第206問を解くのに苦労したので、記事を公開した。
公開の数日後、上級詰め連珠第168問を解こうとして、ひどく驚いた。
(検討盤と解答は一番下にあります)
第206問と同じ問題ではないか!そんな馬鹿な...
そう思って比べてみると、確かによく似ているが、全く同じではない!
しかし、第206問にあれほど悩まされたおかげで、似たような石の配置があれば気付くし、手順も脳内に残っている。だから、第168問を同じ発想で難なく解ける!解けるよ!!
なるほど。ハイサレ先生が言っていたのは、このことか。確かに、読んでいないし、速く解くことができる。そうか。そういうことか...
決して、疑っていたわけではないが、自分の身で実際に経験したので、「詰め連珠を読まずに速く解けることもある」のは本当だと、今なら自信持って言える。
今後は、
よーし。たくさん解いてパターン覚えるぞー
と思うと、詰め連珠解く楽しみが半減するから、私に限って、それはない。
好きに解いてれば、いつかパターンが身につくかもね。
そんなゆるさで、気ままに楽しく解き続けたい。
第168問 検討盤
第168問 解答