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上級詰め連珠第223問

初めての記事「上級詰め連珠第222問の面白さを語る」では、木村王位誕生に興奮した勢いのまま、ハイサレ先生の上級詰め連珠の面白さを語りました。

毎回あのようなハイテンションで語るのは難しいので、私が解いた道筋をゆるく語ります。

(よかったら考えてみて下さい)が6回出てきます。気楽に読んで、気になったところで考えてもらえたら嬉しいです。

最後に解答図を載せます。答え合わせだけしたい方は、文末までスクロールして下さい。

問題はこちら↓

連珠ポータルで並べた盤面は、こちら↓

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↑これが問題図、黒先です。


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剣先が3本あります。(◉は、黒石を置ける位置を示す) どうやって使いますか?


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新しくできる連と連の交点に、黒石を置いてみたくなりませんか?私は、なります。


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ここに黒石を置かれた時に、白がどこを防ぐのが良いかを検討するために、まず、どのような詰みがあるのか確認しましょう。(よかったら考えてみて下さい)


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Aの四三と、B1〜B2の四追い勝ちを狙っていますね。つまり黒1は、ミセ手+フクミ手です。白は、どうやって防ぎますか?(よかったら考えてみて下さい)


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例えば、上図の白2が考えられます。

「ミセ手はノリ手で受けて、フクミ手も止めたよ!」

その通りです。いい発想ですね。

黒3はどこに打ちますか?(よかったら考えてみて下さい)


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そうです。ノリ手にさせないように四伸びしてから、四三を打てば黒勝ち!

他の白2もあるかもしれません。探してみましょう。(よかったら考えてみて下さい)


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「先程の黒の剣先を止めるように白2を打ってノリ手にすればいいんじゃない?」

確かに、相手に打たれたくない場所に先着するのは大事ですね。

黒3はどこに打ちますか? ちなみに、私はここでつまずきました。(よかったら考えてみて下さい)


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先に、私がつまずいた状況を説明しましょう。「残った剣先を四伸びして(黒3)、とび三打って(黒5)、四三じゃないの?」と思ったら、この手順には落とし穴があるのです。そのとび三を四で受けて(白6)、焦点止め(白8)されたら、黒の詰みが消えてしまいます。連珠、難しい!

一つ前の図に戻りましょう。別の、もっと良い黒3はありますか?(よかったら考えてみて下さい)


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実は、あるのです。

白がノリ手で受けようと用意した剣先を止めるようにミセ手を打てばいいのです。すると、白は、黒1で生じたミセ手と、黒3で生じたミセ手の両方を同時に受けることができません。黒1のミセ手+フクミ手を同時に受けられる、別の白2はもうないので、これで黒勝ちです。

私には、このミセ手が、見えにくかったです。その分、ようやく見えた時には、ジグソーパズルのピースがピッタリはまったような爽快感がありました。

上級詰め連珠は、一筋縄では行かないですが、複雑な詰みを考えるのは面白いです。一緒に楽しみましょう!

<上級詰め連珠第223問 解答>

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