剣先クリエイト系の禁手四追いが好き!
「剣先クリエイト系の問題って?」と思う人もいるかもしれないので、語りたい。
本題に入る前に。
禁手四追いは、2種類に分けられると私は思う。
(1) 既にある禁手にたどり着くタイプ
(五目クエスト、四追い問題練習より。以下同様)
この場合、最初からK6が四々禁なので、どうにかしてk6にたどり着けば良い。
以下に解答を示す。
(2) 石を置かせて禁手を作るタイプ
この場合は、H10が三々禁だが、近くに白の剣先はない。K7を三々禁にできそうな予感がする。
うまい具合にナナメの剣先があるので、このように三々禁を作ればよい。
しかし、毎回、うまい具合に剣先が存在するとは限らないのが、禁手問題の悩ましいところ。
ここから本題。
B8を四々禁にしたくなるのが、自然な発想だろう。けれども、B4またはB6に一発で黒石を置かせる白の剣先は存在しない。どうしよう?
ヨコの剣先は最後に使うとして、タテの剣先・ナナメの剣先を使って、何かできないかな?
おや...?
こうすればいいんだ!
タテの剣先とナナメの剣先で、新たにヨコの剣先をクリエイトして、B6に黒石を置かせることで、四々禁が完成!これが、私の好きな剣先クリエイト系の問題。
では、この場合は?
M10を四々禁にする?
でもM6・M8に直接黒石を置く剣先はないなぁ...
なるほど。M10を四々禁ではなく、四三々禁にするのか!黒の三があっても、四々禁にしない場合もあるのだ。
というわけで、
神谷八段の言う「どこに向かって詰ませるかよく考える」とは、おそらく、このようなこと全てを意味するのだろう。詰ませるためにあれこれ工夫するのは、楽しくて、ワクワクする。
Let's enjoy 禁手四追い with me!