silent #4 をみて

140文字じゃ収めるの無理だったんで
見終わった感想をこっちに吐き出します

ネタバレでしょうから嫌な人は自衛してください


ろう者からは、この前まで聞こえてたんでしょ、と言われて
聴者からは、聞こえないんでしょ、と言われる

想は、聞こえなくなるって分かった時、
聞こえなくなったんだって分からされた時、
きっと孤独だったと思う

音楽も、サッカーも、大好きな人達との電話も、
コミュニケーションも、互いに気を使わない無遠慮な関係も、
大事なもの全部なくなるから
無くなっていくから、つらくて悲しくて
そんな気持ちでいたら余計に心配もかけて
一緒にいるのがもっとつらくなるから
だから、まるごと全部なかったことにして
さよならして、関わりを絶って

湊斗にも紬にも
想はもう私たちとは違うんだよ
って言われないようにして
想は自分の心を守ってたんじゃないかな

でも
そんな湊斗と紬が、聞こえるとか聞こえないとか
そんなの関係ないって想は想のままだって
なんにも変わってないって、そうやって言ってくれて、
聞こえるとか聞こえないとか関係ないでしょって、そんなの大したことじゃないって笑ってくれた

湊斗と紬は、想をひとりにしなかった

昔には戻れないって、想が一番きっと思ってて
だって聞こえないから
聴者に戻ることは無いから
だから、
昔みたいな関係じゃなくても
昔みたいに話せてることがきっと嬉しくて
大好きなふたりとまた繋がれたのが嬉しくて
でも大好きだから幸せでいて欲しくて
俺なんかいないほうがいいかなって
思ったりしながら
でも、また、もう一回失うのは
どうしようもなく嫌で迷う

だから、ふたりの幸せを願って
その幸せを見守ろうって、邪魔だけはしたくないって、思ってたんでしょう

湊斗が紬と別れようとしてるのが
別れ話をしたであろうことが分かったのが
もうどうしようもなく想は苦しかったんだよね


紬は想を特別扱いしてない
別れたことを想の病気のせいにしてないし
仕方なかったんだよねって
ある意味ドライに受け止めてて
その上で、今は湊斗が好きだから
想のことは昔の友人として大好きだけど
現状は特に恋愛感情はないんだよね
ちゃんと時間が動いてるのは紬なのかなって感じはする

想は切り離して見ないふりして
置いてきてた感じ
再会して、蓋が開いてやっと時間が動き出した感じ

湊斗はずっと動いてないような気がする
自分は想に負けてるってずっと思ってて
それはきっと自分を呪って縛ってる
紬のことだって想に譲って、
いなくなったら心配して、身代わりみたいなことして

でもね、湊斗のこと
紬も想も大好きだからね

そんな風に自分の気持ち見ないふりして
苦しそうな顔して
それでふたりがラブラブ幸せできるわけがないのよ

湊斗は紬のことより想のことが
大好きなんだなって
3話から思ってるよ……


しんどいわ

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