ミドルにおける多色コントロールの探索【中編】
さて、そんなこんなで迎えた名作杯当日。
一時間半前にログインしてダベッていると明かされる衝撃の事実。
「M&Sさんは関西の人」
なんで関西の人が晴れる屋吉祥寺や秋葉原のミドルのメタゲーム分析をしてるの???
1R なごみんさん 黒単ハンデス
名前聞いたことあるような・・・この人誰だっけ・・・と思っていたら、沼を出されて、「あ、ファイレクシアの人だ!」ってなりました。
・1G
象トークンでビートしていたら、《罠の橋》置かれて「んんっ」って感じ。ここで致命的なプレイミス。私のデッキにはメインで《罠の橋》を割る手段がないので、置かれた瞬間に投了すべきだった。象でワンパンチ+デッキ内の全《火+氷》を本体に当てれば勝てるため、続行したが、当然ワンパンチのチャンスはない。
・2G
サイドから《たい肥》《解呪》《アクローマの復讐》を投入。相手の全置物を《アクローマの復讐》でベキベキにして勝利。
・3G
優勢に進めていたが、最後時間が足りず引き分け。おそらくサイド以降は有利なマッチだったので、惜しかった。
結果 ✖〇△
いきなり引き分けか・・・今日一体何回引き分けるんだ・・・と若干萎え気味だったが、気を取り直して次へ。幸い、この後は引き分けなかった。
2R U屋さん 青白緑ランドスティル
・1G
相手がダブマリで事故ってる間に象ビートダウン。象出す→ソープロ、象出す→ソープロ、象出す→神の怒りをN回繰り返して最終的に相手が力尽きた。
・2G
後手1ターン目《大闘技場》タップインしたら2T目先手のU屋さんが《行き詰まり》。内心ダメそーと思いながら相手の動きをうかがうも7T目のエンドに《正義の命令》X=4でサイクリング。
脳内構築の時点で気づいていたが、この4Cコン、ランドスティルにめちゃくちゃ相性が悪い。こっちのクロックが最短3ターン目にしか出てこない上、ミシュランも一切ないため、ランドスティル側の2ターン目《行き詰まり》をとがめる手段が全くない。こちらで消耗戦で押しつぶすデッキなので、相手にアンリコ打たれたら大体負けである。じゃあなんで4Cコン選んだの?というと、「ランドスティルは引き分け多そうだし、実はあんま選ぶ人いないんじゃね?」と思ったからだ(1R目引き分けた人間が言えることでは全くない)。一応粘れなくもなかったが、大体負けなので時間を優先し投了。
・3G
2T《行き詰まり》が出てこなくてグダグダして勝利。
結果 〇✖〇
正直このマッチに勝てたのはスーパーラッキーでした。
3R きゃべつさん 多色スレッショルド
朝の会話で、先日関西ヴィンテ帝王を取ったことが話題になったきゃべつさん。画面越しだが超強敵という雰囲気である。
・1G
ゴリゴリ象トークンを出して相手のマングースにぶつけまくって勝利。流石に土地が伸びてしまうと《嘘か真か》などアドバンテージの差が大きい。ちなみに《獣群の呼び声》はきゃべつさんも好きなカードだったみたいで、「うおー、いいっすねー、世代っすよ!」みたいな反応。
・2G
後手2T目に《花の壁》をキャストしたら《目くらまし》されたので「あんまり実感なかったけど相手から見ると《花の壁》は嫌なんだなー」と思ったり。ゲームは《冬の宝珠》を置かれたものの、《野生の雑種犬》に《剣を鋤に》を3連発など時間を稼いで、《賛美されし天使》をひっくり返して勝利。
結果 〇〇
デッキ構築時点でイメージしていた勝ち方ができていい感じ。残り3Rで2回勝てばよいので、SEも見えてきた。
4R 補充好きさん 補充
ゲーム前、「そのお名前だとさすがにデッキは補充ですよね・・・?」と聞いたら「さすがに補充以外だとズルですねw」との返答。紳士である。
さて、補充だが、このデッキがスタンで一世を風靡したのは知っていたものの、リストを見ても正直あまり強そうな感じがしなかった。何しろ、4マナ始動のリアニメイトデッキである。妨害札も《意志の力》くらいしかない。《補充》はマスカン、《パララクスの潮流》もほぼマスカンだが、こっちも確定カウンター10枚だし、まあ雰囲気でなんとかなるんじゃね?というのが事前の感想。だが、それはとんでもない間違いだった。
・1G
《嘘か真か》×2、《意志の力》、土地4という初手。もちろんまったく褒められた手札ではないが、一応どこかでカウンターを引き込めれば《補充》に2セットぶつけられるため、キープしてみた。
実戦は全く何も引かず、後手4T目の相手の《補充》に《意志の力》するも《意志の力》で返され、《嘘か真か》を打っても何も見つからず楽負け。ゲームになってない!
・2G
象出してカウンターしてグダグダしてるうちに勝ち。ラッキーだった。
・3G
対戦しているうちに気づいたのだが、この補充というデッキ、あまりにマスカンが多すぎる。《補充》はマスカン、《パララクスの潮流》はほぼマスカンではなく絶対マスカン、《オパール色の輝き》もほぼほぼマスカンで、なんなら《パララクスの波》も大体マスカンである(こちらの象トークンが消えてしまうから)。いわゆるレガシーのリアニメイトのような「速度+妨害札+やや細めの勝ち筋」ではなく、低速でひたすら太めの勝ち筋を連打してくるというあまり経験したことのないタイプのデッキだった。というか多分これコンボデッキじゃない気がする。デッキパーツの中でもおそらく最重要なのが《調律》で、《ゴブリンの太守スクイ―》2枚を揃えられてアドバンテージを稼がれるようになってははっきり苦しい。最後は《オパール色の輝き》《パララクスの潮流》《パララクスの波》を揃えられて無限吹っ飛ばしモードに入られてGG。
結果 ✖〇✖
なんか思ってたのと全然違う・・・という対戦で面白かった。
6Rまで行くつもりだったけど、時間的に4Rまでしか書けなかったので、とりあえずこれを中編としておきます。