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新危機契約#2を終えて



はじめに

本noteについて

 本noteは筆者が参考にした890チャートの具体的操作などを解説・振り返りをしつつ, 危機契約について感想を述べたりしたものである. 

なぜ890に挑んだのか

 まず, (現状大陸版では新#3の音沙汰はないので)最後かもしれない今回の危機契約を良い形で終えたいと考えていた.
 また, 前回の新#1はチャート選定がうまく行かず, パズルの特化の時間と戦友探しのモチベーション的に(現状クリアが確認されている)最高等級を達成できなかったのでリベンジを果たしたかった.
 更に, 今回の危機契約は手持ち的に潜在の要求水準に弾かれることなくチャート選定を行えること, CCハメがない(特に睡眠ハメが必須の場合操作要求精度的に再現が厳しくなることを経験上認識している)ことなどから最高等級はやれるのではないかと思い挑むこととした.

チャート選定について

 前回の新#1では乱数依存度が高く操作精度もそれなりに要求されるものを参考にしてクリアすることに拘泥して結果としてタイムアップに近い形になったので今回は新#1の二の舞いになるを避けたいと考えた.
 そのために再現困難な操作がないか予め確認した上でチャートを選定したつもりだったが, 結果としては認識が甘く, (リン不使用という目新しさから)目星をつけていたチャートは再現不可であると断念することになった.
 操作要求精度がこちらの実現可能な範囲を超えている原因となったのは主として以下の3つであった.

  • 開幕にS3イネスを異常な速さで配置する(普通に初回の影哨を置いた場合, オペレータが強制撤退させられた時のようなラグの後にイネス本体が配置可能になるが, おそらく最速ではないが充分高速に影哨を撤退させることでそのラグを消せるようだ, 後述のポーズ中オペレータ操作と組み合わせることで最速でイネスを配置しながら最初のランナーを良い感じの位置でバインドすることができる

  • 真にラグのないオペレータの入れ替え(オペレータA撤退→オペレータB配置をゲーム内時間の経過なしで実行する, 所謂グローバル版でそれができるのかは不明だが, 大陸版の動画ではポーズ中のユニットの操作が比較的よく見られる)

  • 自環境(GooglePlayGames, Logicool ゲームソフトウェア, 60FPS)ではキャラ選択時の350msより短い間隔で安定してポーズのON/OFFができないのでそれより細かい精度でタイミングを調整したい場合は目押しか祈りが必要になる.

 当初目星をつけていたチャートでは特に2つ目がネックとなり再現を諦める形となった. その後, これらの観点からチャートを選定し直し, こちらのチャートを参考にさせて頂いた. 動画タイトルの意味を推測する限り低潜在+低操作要求精度にフォーカスした動画のようで, (特に後者は)まさに求めているものでとてもありがたかった.
 また, 今回は参考にするということはなかったが, Youtubeで上がっていた韓国版でのクリア動画のほうが若干シュヴァルツの素質ガチャ含む乱数要素が緩そうなので, 再現できるならそちらの方が真似する上では楽かもしれない(自環境で試した所, 初回のノーシスS3を使う所でプレデターがこの動画のようにタゲられない原因が分からなかったので総合的な操作要求精度についてはよくわからない)

使用オペレータについて

 大体のチャートで共通して採用されているオペレータについては今更話すこともないので割愛させて頂く.

シュヴァルツ

 使用スキルはS2. 取り得る全ての契約による強化を受けた最強状態のミキサーはレイS3だけでは倒せないので, 素質2でレイを強化しつつ素質1で防御低下を付与してレイにS3でのラストヒットを取らせる目的で採用されている. 類似の目的でヴィルトゥオーサS1を採用しているチャートもある.
 素質1は確率発動なのでレイ, シュヴァルツの潜在が下がるごとに上振れの要求度合いが上がり乱数要素がドクターに牙を剥く.

モスティマ

 オペレータ自体はほぼ採用率100%だが, 使用スキルにばらつきがある. 参考にしたチャートではS3. 使用スキルの違いは初期配置以外のミキサーの処理の方法に由来することが多い. そもそも採用の目的自体はほぼケオベのSPブースト役兼プレデター処理なので特別な理由がなければS2を採用したい.
 2体目のミキサーにイネスのバインドを入れて遅延させないで処理させる場合, 2体目と3体目のミキサーのエントリーがレイのスキル周期と綺麗に噛み合うため溟痕判定のない階段でミキサーを処理できるのでレイがリロードをせずにミキサーを処理できる(ミキサーはレジスト持ちのためリロードを挟むとバインドが解けて移動してしまう).
 しかし, バインドを入れて遅延させる場合3体目が相対的に早く登場してしまい溟痕上で処理することになりレイのリロードが不可避になるためモスティマS3による遅延が必要になる.

カンタービレ

 オペレータ自体はほぼ採用率100%だが, 使用スキルにばらつきがある. 参考にしたチャートではS1.
 初回配置時にコストを回収する以外は精々敵の攻撃を誘発したり敵をブロックして押し出したりする程度の役割しか果たさないことが多いのでチャートに合わせてより多くコストを回収できるスキルが選ばれる. オペレータ4体で序盤(10/36程度まで)を凌げるならS2でより多くのコストを回収した方が得であることが多い.

チャート解説

 動画のチャートを再現するに当たって詰まった所を適当に書いていく. 必要に応じて動画を参照しながら確認してもらいたい.

イネス配置(1回目)

 元動画の0:12前後. コスト13になる直前で配置すればランナーを良い感じの位置(図1)でバインドすることができる. この位置ならミキサーを殴れるキャラは防衛ラインとの位置関係からランナーを殴ってくれる.

図1 イネス配置成功

 この際に, 図2左のようなタイミングで置くと失敗するが図2右のようなタイミングで置けば成功する. 基本的には遅めのほうが成功率が高い. 慣れれば98%くらいで成功する.

図2 イネス配置目安

リード配置(1回目)

 元動画の0:21前後. ミキサーのダメージの出方とリードの攻撃による回復が良い感じに噛み合わないとS3発動前に死ぬ. 噛み合う配置タイミングがあるようだが確実に成功させるための要求精度はかなり高いようだ.
 (イネス・カンタービレは潜在6前提で)図3のように所持コスト16の時にコストゲージのCマークのひし形の正中線の延長線をゲージが少し超えたあたりを目安に置くことで若干成功しやすい. 成功率50%前後だろうか.
 この後のエイヤ配置時のSPガチャ(+13以上で成功)と合わせて祈りを強いてくるポイント.

図3 リード配置目安

イネス撤退

 リードS3発動直後に1回通常攻撃が着弾するように(イネスの手から弾が放たれたくらいに)撤退する. 遅すぎると次の配置タイミングが間に合わない.

エイヤS3発動(1回目)

 元動画の0:52前後. 早すぎると終わり際に走ってくるランナーが倒せなくなるが遅すぎると今走っているランナーが倒せない. 図4のようにコスト回復ゲージが「残り配置可能数:2」の2を過ぎたくらいで発動すると良い. 慣れればほぼ100%成功する.

図4 エイヤS3発動目安

テキサスS2発動(1回目)

 元動画の0:56前後. ちょうど良いタイミングで発動することで下を走っているプレデターがエイヤS3の攻撃範囲内でスタンする. 早すぎるとエイヤS3が当たらず, 少し遅いと1回しかスキルが当たらずスタン時間が不十分となり命中ガチャが発生する.
 図5のようにスキルアイコンに嘴がくっつかないくらいでスキルを発動すると良い. 慣れれば98%くらいで成功する.

図5 テキサスS2発動目安

ノーシス配置

 元動画の1:10前後. (潜在による影響は把握しきれていないが)初期配置の上側のミキサーが死ぬくらいのタイミング(元動画の1:05前後)で置いても問題ない.
 動画のようなタイミングで置いて失敗するとノーシスのHPが削れすぎてテキサスに行って欲しいリードの回復を吸ってしまいテキサスがS2撃つ前に倒れる危険があるのでチャートが崩壊しないなら早めに置いたほうが良い.

ノーシスS3発動(1回目)

 元動画の1:31前後. 図6のようにコスト回復が右端にギリギリつかないくらいで発動すると良い. タイミングの制約はそこまで厳しくないがあまり早すぎるとS3発動中に下に現れるプレデターへの与ダメが足らなくなるおそれがある.

図6 ノーシスS3発動目安

イネス配置(2回目)

 元動画の1:43前後. 遅すぎるとミキサーのAoEが当たる位置でミキサーがバインドしてしまい失敗するので1回目の撤退も含めて迅速に行う.

テキサス撤退

 元動画の1:56前後. 入れ替わりで置くケオベはこの後スキルを基本的には最速発動で回し続けるため, テキサスはS2発動後即座に撤退し, ケオベに入れ替えるのが望ましい.

シュヴァルツの素質ガチャについて

 元動画の2:38~と3:20~の2回に分けて抽選がある.
 初回の方は(両方潜在6であれば)よほど下振れしない限りは問題ない. 上振れし過ぎるとシュヴァルツS2の発動を討伐まで待つ必要がある. 基本的にはS2発動可能になってから最初の通常攻撃の矢が飛び始めたらS2発動するという流れで成功する(はず).
 2回目の方はあまりにも防御低下が付与できないとレイS3でとどめを刺せず判定失敗となる. S3期間中に全て防御低下が乗った場合などはシュヴァルツを早めに撤退することで調節する.

モスティマS3発動

 元動画の3:26前後. S3中にあまりにもプレデターが削れていないとこの後のノーシスS3でプレデターを倒せず攻略失敗となる(推測)ため, スキル発動が早すぎるとプレデターがノーシスの攻撃範囲外に飛ばされてしまうので好ましくない.
 なるべく早く発動するインセンティブはないので, 動画より気持ち遅め(プレデターの先頭がノーシスとやや縦に並ぶくらい)に発動しても良い.

リン+シャイニング配置

 元動画の4:48前後. 配置からリーフブレイカーのタゲを引けるようになるまでラグがあるので注意したい. 理想的にはシャイニング→リンと置いてリンのタゲ優先度を高く保ちたいが難しければ逆でも良い. 
 タイミングのわかりやすい解説はくろむ氏の動画にも存在するので適宜参照されたし.

テキサス配置(2回目)

 元動画の5:38前後. 術師の潜在が充分高ければここは省略して良い.

スズラン撤退~イネス配置(4回目)

 元動画の8:17前後. 図7のように最後尾のスピュワーのHPバーがリンのスキルONアイコンと接近するあたりで撤退したのちイネスを素早く配置してスピュワーがシャイニングに近づき射殺するのを防ぐためにバインドをかける必要がある. 

図7 スズラン撤退目安

おわりに

 運要素が厳しく, 動画撮るのが億劫なくらいにはチャート再現に苦労した. ポーズ中にユニットの操作を自由に操作できないからチャートの再現に面白みがあるという気持ちとポーズ中にユニットを操作させてくれという気持ちが共存している.
 賢いチャートの後を辿るだけでも結構楽しいので, 新危機契約#3もいずれ開催されてほしいが果たしてどうなることやら.
 この場をお借りして参考にさせて頂いた動画投稿者の皆様に御礼申し上げます. また, 長文を読んで頂きありがとうございました.

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