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4.優秀と言われてきた人は今も優秀なのか?


あなたは本当に無能なのか?


あなたがこれを読んでいるとしたら、優秀・有能だと言われてきた人ではないのだろう。


むしろ、「無能扱い」されてきたか「無能化」するようにされてきたかなのではないだろうか。


幼少期から同じ環境にいれば、自分がいた環境のおかしさに疑問を持つこともない。


けれども、あなたはおそらくもう大人だろう。


いろんな思い込みや、既成概念、常識とされてきたことというフィルターを一旦はずして、あなたが見ている世界を見直してみることをおすすめしたい。


例えば私は書いている時点では47歳だ。
過去を遡ってみてみよう。


生まれたのは昭和だ。

昭和のなかでも、高度経済成長のころに生まれて、成人する前にバブルが崩壊した。
成人の時は阪神大震災がおきて被災した。



私には戦後生まれの父と母、そして姉がいた。



父は大企業の鉄鋼会社の終身雇用。
母には子育てと家事があるからと外に働きに行かせることにいい顔はしなかった。


専業主婦というものがほとんどだった時代だ。


父は姉に「女は結婚するんだから、大学に行っても無駄になるだけだ」
というようなことを言った。



女には家で子育てと家事をする以外の能力はいらないという考え方だ。
「女ごときが」
という言葉を耳に入れていた。



母は私に「あんたは嫁に行かなくていいからずっと家にいなさい」
と言った。

母は自分は老化しない死なないと思っていたのだろう。
(59歳の若さで亡くなった。)


平成になって、私は歯科技工士として働くが、夜中までの仕事に耐えられなくなっていた。


今でいうブラック企業だと思う。
父はそんな会社はおかしいから辞めろといった。



しかし、大手企業は国からのお達しで働き方に厳しく指導されていたが、下請けが厳しくブラック企業のようになっていたことは父が若い頃から変わらないはずだ。


私は働く場所を見つけることが難しいことを知った。



当時は不況で会社が希望退職を募るということがあった。
もはや終身雇用というものが幻想になっていた。


契約社員や派遣社員という働き方かたがでてきたりもした。


大企業は国に守られる部分があるが、中小企業のことは父はわかっていなかった。
というか、「大企業の終身雇用」が当たり前だと思っていた。

しかし、鉄鋼会社は衰退していった。
合併吸収なども起こっていた。


平成が終わり、令和というのになった。
もはや、大きな会社に雇われていたら安心ということが幻想になった。



コ□ナ騒ぎが起こってからは、会社に出勤しないで仕事をする動きが起こった。
「テレワーク」と呼ばれていた。


これまでに当たり前にあった仕事はどんどんなくなっていき、機械化された。


接客にはロボットが登場した。



女性と男性という在り方の分断にたいして「おかしい」という声があがり、LGBTQの考えは基本搭載という流れになる。



もちろん、昭和の人はなかなかそこに対応しきれずに失言につぐ失言を続ける。

牛のゲップが気候変動させているといい、地球を守る動きに躍起になっているが、大企業は相変わらず好き放題で、やってる顔しているだけだ。


アフリカで、農薬、漂白剤、柔軟剤、裸足禁止などと聞いた。
虫がいなくなることをまだ広げようとしている。

果たして賢いといえるだろうか。



この時代の流れを誰が想像できていただろう?
この時代の変化にだれが対応できていただろう?


自分の親は「同じままつづく」と信じていた。
バージョンアップすることなしにきたのだ。

自分の常識が正しいと思い続け、それを変えてゆくことをしようとはしなかった。



私はそれに引き摺られながらも、時代の変化をみてきた。

生き方を大きく変えなくてはいけないと思っていた。



今、誰の声を聞くべきなのか?
本当にかつて優秀と言われた人は今も優秀なのか?

あなたはあなたの能力、才能を育てにくい環境にいたのではないだろうか?


誰の声を聞きたいか?
あなたが世界と調和し、伸び伸びと能力、才能を育ててゆくためには。


つづく



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