なぜ僕たちはララムリの腰巻きを作るのか⑩
【昔の日本人ができたことを今なりに追求したい】
ウィシブルガを作ると決めた時から、私の中ではただの見た目の真似事をする気はありませんでした。
当然、コスプレ的なことは求めていないけど。
目的は明確。
「ホーリィさんがさらに快適に走れること」です。
その後ホーリィさんは日常のラン以外にレースでもどんどんウィシブルガをテストしてゆかれました。
9月のYTTのイベント(33k)でも快適なランだったようです。
そして、藍染のウィシブルガを使いこなしたところで、アフリカンプリントのウィシブルガのご注文を受けました。
12月の奈良マラソンではアフリカンプリントで走りたいということで、それなら!と色違いの前の45センチ角をオマケでプレゼントさせていただきました。
ウィシブルガは綿素材で作っています。
綿素材って夏場のランニングの大量汗だと不快になるのでは?と思っていたのです。
でも、六尺褌と同じで、快適なのですね。
雨も、少々は大丈夫だったようです。
そうなると、シャツが気になり始めるんですよね。
私ももはや化繊を着る不快感に耐えられないので、気持ちがわかります。
それで、私は奈良発祥の「マラソンタオル」を作ってみたり、キャミソールを短くブラキャミみたいに作ったりしていたのですが。
リネンでもすごい汗を吸うし、乾きもよくないんですよね。
そうそう。ウールっていうのがありました。
夏のランにウィシブルガが快適だとわかってきて、今度はシャツです。
そう考えると、昔の日本人は本当に長距離をはしることができたことが思い出されるのです。
江戸時代は暑さはまだマシだったどう思いますけど、寒さは強かったのではと思っています。
日本人の着物は必要な時にはパッと上もしたも捲れたわけですよね。
そして纏いたい時には、サッと纏えた。
昔の人がどうしていたのか?を考えてしまうのです。
つづく