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なぜ僕たちはララムリの腰巻きを作るのか【11】

【綿は綿でも色々あるよね】

ホーリィさんに試していただくウィシブルガは「インド綿の藍染め」と「アフリカンプリント」の2種類を試してもらっていました。


インド綿の藍染めは大塚屋で忠告されたとおり、色落ちが半端なく、ウィシブルガに仕立てるまでに4回くらいは洗っていたと思います。

そして、仕立ててからも1度洗いました。

かなり柔らかい肌触りになっていたと思います。

アフリカンプリントは3回洗いました。
一度はお湯を沸かして、漬け込む感じで。

でも、ワックスがかなりかかっていて、パリッとしてシワもいかない感じの手触りでした。

手触り的にはインド綿かなーと思いつつ、パリッとしたのはある意味肌離れが良さそうだったり一長一短あるだろうとは思っていました。


製作することになった当初から、白い生地ではどれがいいかと考えていました。


メキシコの綿生地といえば、鮮やかな刺繍の入ったメキシカンワンピースを思い出します。

あの作りからしても、かつては1ヤードだったんじゃない?と思っていて。

ヤードをコトバンクで調べてみますと

0.9144メートルと定義されている。起源は古代オリエントのダブルキュービットだが、名称は腰帯(ガードル)に由来するらしい。1ヤードは、3フィート(36インチ)にあたる。起源の伝説は多く、ヘンリー1世の鼻の先から前に突き出した手の親指の先までとか、アングロ・サクソンの腰まわりの長さとかいう説がある。
コトバンクより

「腰帯」「アングロ・サクソンの腰まわりの長さ」と、まぁキーワードが興味深いです。

それで、ずっと90センチ狙いで来てたんです。


でも、六尺褌とおなじ「晒し」は幅が狭いなぁと。


それで、色々調べていたら、見つかりました。
90センチの晒し。

お料理でお出汁を濾すときとか、何かを丸めたりとかに晒しをつかったりしますけど、プロは大きいものを使うのですね。


晒しって柔らかくてハリも適度にあって、通気性もよくて、やはりいいよねと思っていたので、早速、18メートルの晒しを購入しました。

18メートルもあれば、ヒモで5メートル引いて13メートルあれば、6セットは作れるのでは?
と思ったのです。


6セットあれば、いろんな人にテストしてもらえるのではないかと妄想してしまったのです。

誰がやってくれるかわからんのですけど。
なんせ、そんな友達いないし。
その上、六尺褌を締めていることが条件だなんて、レアすぎて。。


お願いできそうな人を思いつく人だけでも片手に満たない。


でも、試してもらうには、サクサク作れるのがいいし。
90センチ幅とか楽そう。
(後に楽ではなかったことを思い知らされるが)


まずは、ホーリィさんに白晒しのウィシブルガのホーリィモデル(90×1、45×1、ヒモ2本)をお送りして試していただくことにしました。


ホーリィさんは奈良の平城宮跡(10月1日)のパークランで早速ためしてくださいました。

めちゃ爽やか。

そのあと、生地がすごく縮んで、長方形になっていることを知らされました。

手抜きしたら、やっぱりダメダメですね。


その後、ホーリィさんは奈良のbambi100というレースでの伴走にアフリカンプリントのウィシブルガをためしてくださいました。

こんばんは!
bambi100という168km40時間のレース、
後半84km(22時間)を65歳最年長選手と伴走でサポートしてきました。

今回も六尺褌&ウィシブルガでほんまにノンストレスでした。

夜中気温13℃、雨風で歩きスピードは流石に寒くてレインパンツ履きましたが、
日中20℃雨、上着だけレインジャケットにウィシブルガは全く問題なしでした👍
byホーリィ

10月で雨が降る中の伴走。
22時間を快適に調整しながら過ごされたようでした。

雨はなかなか難しいという思いますが、レインジャケットを羽織るとあまりウィシブルガも濡れないのですねぇ。


アフリカンプリントも快適に過ごせたようで一安心でした。


つづく

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