「桜を見るのは無理でしょう…」

私のnoteはだれかの病気について告白する場所になっているようです。
母が緩和ケア病棟に入っています。

特別なにか看病とか世話をしているわけではありませんが、年末年始は二軒分の買い出しをして料理を手伝って、自宅と実家を行ったりきたり……。なんだかバタバタした休みでした。
お正月は家で過ごした母ですが、三が日が終わって診察を受けたらそのまま入院になってしまいました。

父が「お母さんはおかしなことを言いはじめてる」と言うのですが、脳への転移とか、せん妄とか、食べられないせいで栄養も行き渡らないこともあるのか、頭が普通に働かなくなってきているのかなと思います。
私は末期のときの義父や元夫を見たことがあるので、そうなることは想像がついていて驚きはしないのですが、父はかなり動揺しているみたいです。
実際母の病状を心配するよりも父をフォローすることのほうが大きい事柄かもしれません。

治療をしなければ2、3か月と言われてから1年が過ぎました。
もうそんなに長くかからないうちに見送ることになると思います。
77歳は往ってしまうにはちょっと早い気がするんだけど「もう別にやり残したこともないよ。曾孫の顔までそれも三人も見られたしね」と本人も言っているのでよしとしましょう。

人とのやりとりやいろんな手続き関係がさっぱりダメな父とやや離れたところに住んでいる妹に変わって私が主体となることが確実です。
ドタバタあたふたしながらもできるだけ粛々とたくさんのことをひとつひとつ越えていくしかありません。
どうか私自身が体調を崩さずに走りきれますように。