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富良野・悠太 「これから。じっくりと考えたい」移籍の可能性について初言及

 横浜市内の自宅でオフシーズンを謳歌している、富良野・悠太 内野手(23)が、来季の所属先について初言及した。「これから。選んだ道を正解にできたら。じっくりと考えたい。」愛着のある大島農園への残留を軸に、移籍を含めた、さまざまな可能性について熟考していく構えだ。
 9月いっぱいでノーテンダー(自由契約)となった大島農園からは「来シーズンもウチでやるなら歓迎したい。ひと回り大きくなって帰ってきてほしい。」とCS前の段階ですでに交渉は終えてある。
 古巣・吉中農園なども候補にあげられるが、「地域で仕事をするだけが地域貢献ではない。簡単な道のりではないが、地域に"仕事をつくる"ことにも興味がある」と農業以外の道についての可能性を示唆。人手不足の解消だけでは将来的な活性化には繋がらない考えを示した。
 今シーズンは皆勤賞をマーク。どんな天候でも球団から支給された中古のママチャリで日々颯爽と通勤。「パンク知らずの丈夫なチャリだった。サドルの高さは調節できなかったけど。」
 農作業の手際には課題を残すも、持ち前の有り余る体力でカバー。午前中だけでなく、1日就労や庭周りの草刈りなどもこなすユーティリティー性も評価されている。
 ただ、愛犬ハナ(7)に懐かれていない点は残留への大きな懸念材料ではないかと親しい関係者。1シーズン通して出勤したのにも関わらず、敵意むき出しで吠えられる場面も少なくなく、本人はちょっぴり心を痛めていたという。

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[ヤギのユキちゃん(3)。7月に加入も度重なる脱走により2日で自由契約となった。かなり懐いてくれていたが、再契約には慎重な姿勢]

「どこでなにをするにしても北海道では体力は必要。1秒でも早く目的地につけるように、オフは下半身を重点的に鍛えていけたらと思う。」
 彼のオフの動向ちょっと目が離せない。(山部支局 山本悠太記者)

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