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RAW現像とレタッチ 光の当たっているところを強調

 以前撮った写真。現場では光がアジサイに当たっていてきれいに見えたのですが、写真だけだと光の当たり具合が伝わっていないと感じRAW現像してみることにしました。

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目標は中央のアジサイ以外を暗くして光が差し込んでいる感じに仕上げたい。今回の使用ソフトはAffinity Photoです。

コントラストを上げる

 最初に思いついたのがこの方法。現像ペルソナでコントラストを上げるとこんな感じになります。

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中央のアジサイはいい感じになりましたが、中央上の箇所が明るいままのため、アジサイに視線がいかない印象です。

乗算レイヤーを使った明るさ調整

 次に思いついたのがこの方法。レイヤーを乗算で重ねた状態でグレーで塗りつぶし、全体を暗くしてアジサイの箇所だけ白で塗って明るくします。

レイヤーの設定と塗りつぶし具合はこんな感じ。

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不自然なのでぼかしや不透明度で調整しました。

DSC08518-乗算レイヤ

丁寧に塗らないと不自然になってしまうので難しい。

現像ペルソナでオーバーレイを使った方法

 最後に思いついたのがこの方法。オーバーレイでグラデーションをかけて中央上の明るい箇所を暗くする作戦。

まずはコントラストを上げたい状態でグラデーションオーバーレイを配置します。

新しいビットマップ イメージ (2)

オーバーレイの露出等を調整をしていきます。

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最後にアジサイを左に配置するようにトリミングして右上から光が差し込んでくるイメージを演出。

DSC08518-現像オーバーレイのグラデーションで調整

乗算レイヤーを使った方法よりも自然に仕上がったと思います。

まとめ

 撮影時に立ち位置など、構図を意識できていればコントラストの調整だけで仕上げられたと思います。柵で入れないことや広角ズームしか持って行かなかったなど言い訳はありますが・・・。
 乗算レイヤーを使った方法はピンポイントで調整できるので便利だと思った。応用も効きそう。しかし、丁寧にやらないと不自然になるので時間がかかる。
 余談ですが、Affinity Photoの現像ペルソナで現像処理した後にどのパラメータを調整したか確認したいけど方法がない気がする。



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