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GUUNが取り組む脱炭素経営

株式会社グーン
廃棄物である木くず、廃プラスチック類を木質チップやフラフといった燃料に再生する。2017年よりフィリピンに支店を設け、現地の廃棄物問題の解決に貢献している。2023年からは、再生プラスチック製造事業として、使用済みプラスチックのマテリアルリサイクル、材料化へと事業領域を広げ、プラスチックからプラスチックへの循環ループをつくることを目標に、横浜初のマテリアルリサイクル設備を整備し、プラスチックの資源循環をスタートする。


これから求められる脱炭素経営


近年、企業には地球温暖化や環境問題の深刻さを認識し、社会的責任を果たすことが求められています。企業は単なる利益追求のみではなく、社会的な責任を果たすことが求められ、環境省はこれを脱炭素経営として推奨しています。

脱炭素経営とSBT認証

脱炭素経営とは、企業が温室効果ガスの排出を削減することで、地球温暖化の抑制に貢献する経営戦略です。具体的には、再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの推進、製品やサービスの環境負荷の低減などが挙げられます。また、脱炭素経営においては、企業が自主的に設定する温室効果ガス排出削減目標を、科学的根拠に基づいた目標(Science Based Targets、以下 SBT)とすることが推奨されています。

出典:環境省「第1部 SBTの概要

グーンはリサイクルによる資源循環を通じて、地球環境に貢献するとともに、社会的責任を果たすことを目指しています。そのため、2023年度より、上記のような取り組みを通じた脱炭素経営に乗り出しました。

脱炭素経営の取り組み例

  •  使用済みプラスチックを再度製品として生まれ変わらせる

  •  再生可能エネルギーの利用拡大

  •  温室効果ガスの排出削減目標の設定

  •  省エネの取り組み

  •  従業員教育

これらの取り組みにより、グーンは環境保全に貢献すると同時に、社会的な評価も高まっています。

それぞれの取り組みについてみていきましょう。
使用済みプラスチックを再度製品として生まれ変わらせる取り組みについては、2023年度からの新規事業となります。
詳細はこちらをご覧ください

再生可能エネルギーの利用拡大について、グーンはCO2フリーの工場を目指しています。事業所で使用する電力にも再生可能エネルギーをとりいれ、リサイクルを行う際に排出されるCO2をゼロにすることで、リサイクルにさらなる価値をつけたいと考えています。

それ本当に脱炭素経営??


リサイクルは環境に良いこととされていますが、実はリサイクルの過程で排出されているCO2は無視できない量となっており、せっかくのリサイクルの評価が下がってしまいます。グーンでは電力の再生可能エネルギー導入や、グリーン電力証書の活用を通じ、2022年度より、自社で消費するすべての電力を実質100%再生可能エネルギーとしています。今後は、太陽光発電にも取り組み、自社工場に設置した太陽光発電パネルにより、工場のエネルギー消費を自己消費で賄っていきます。

まとめ


グーンは温室効果ガスの排出削減目標の設定にも取り組んでいます。
国際的な取り組みである、SBT(Science Based Targets:科学的根拠に基づいた目標)への参加を行い、実効的な削減目標を設定しました。
具体的には、2020年度から2030年度までの10年間で、温室効果ガス排出量を42%削減する目標を設定し、各種取り組みを実施しています。
上記の再生可能エネルギーの取り組み、工場内省エネの取り組み、CO2排出量の測定・把握、排出量の削減策の検討、従業員に対する定期的な環境教育研修など、様々な取り組みを通じて、株式会社グーンは環境負荷の低減に貢献するとともに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に進めていきます。


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