【妻に捧げる読書note】仮面社畜のススメ(by 小玉歩)
社畜はこうするが、仮面社畜はこうする、という構成で書かれているこの本。チラッと読んだら、社畜の記述が当てはまりすぎて、結局全部読んでしまった。
要点
仮面社畜は、会議時間を自分の脳内作業に充てる
会議の時間で自分が本当に参加しなければならないものはほとんどない。どうしても参加しなければならない場合、今いる自分の立ち位置、これからの方向性、ビジネスの選択、戦略に大局的に思いを馳せる時間として活用する。与えられた仕事+αの価値を出す
ものごとを組み合わせて統合的に判断したり、今までにはない顧客の潜在需要を見出したり、データの解析から問題点を派遣したりという分析力だけではなく、豊かになった時代の顧客が欲しているものを、提供できるだけの遊び心や共感力、また、オリジナルの物語性を紡ぎだす力も要求される。この力は現状分析、未来予測、仮説と検証を繰り返すことで時間をかけて習得できる。英語力、ITスキル、統計や会計の読解力という基礎的なハードスキルに加えて上記が必要。定時に帰る
基本的に、自分の成長につながらない仕事はやらなくて良い。午後3時には帰るつもりで仕事を終わらせる。プライベートで時間を使うことが何もないのが危険。何事もスピードを意識してアウトプットの量を増やす
今のビジネスマンが他より頭一つ抜きんでるには、すべてにおいて処理スピードの速さを求められる。それは、学びにかける時間も一緒。新しいスキルを学ぶ場合は、速習を意識して行うこと。アウトプットは学びのスピードを早める最大の方法。進行させながら、随時変更を加えていくというやり方ができないと市場のニーズにも応えられない。5割がた完成したら走り出してよい。
響いた内容
自分の時間を取り戻すために重要なのは、「人生の主役は自分。会社や他人から人生の主導権を取り戻す。利用されるがわから利用する側へ。」という意識。この本のメインメッセージだが、これまで他人に振り回されてモヤモヤしていたので、とても心に響いた。
こんな人に読んでほしい
社畜かもしれないと思っている人。