【妻に捧げる読書note】「心が強い人」の人生は思い通り 神メンタル（by 星渉）
神メンタルを手に入れて無双したい！この本は読んでとてもためになった。
要点
「強い心」は科学的に「作り出す」ことができる。
心が強い人の人生は思い通り：心が強い人は、今の自己評価ではなく、目標達成した「未来の自己評価」で生きている。つまり、なんでもうまくいく人は、未来の自分で今を生きている。
思い通りに生きる公式：
現実（未来）＝目的地 × 手段 × メンタル目的地：目標設定を誤っている人は非常に多い。重要なのは以下の2つ
「ここ以外ない」というくらい目的地を明確に設定する
目的地から常に目をそらさない（忘れないようにする）
手段：実現の手段は「自動的に」見つかるもの。だから、手段は自分で考えなくていい。重要度は最も低い。そもそもの目的地への行き方を知らない状態では、いくら考えても行き方＝手段は見いだせない。
メンタル：この本では、メンタルを自己評価と定義する。目的地や手段が決まっていたとして（例えばあなたが飛行機の機長で目的地まで操縦していくことが決まっているとして）自己評価が低ければ、実際に行動できないかもしれない。機長の例でいうと、自己評価が低く、自分にはできない、墜落させてしまうかもしれないと過度に不安になると、飛行機を操縦するという実際の行動は起こせないかもしれない。自己評価を高める＝メンタルを鍛えることができれば、何事も実現できる。
人間には、変化を止めようとする働きがある（心理学的ホメオスタシスと呼ぶ）。生存本能が最優先の脳が脳が最も大切にするのは、「今のままでいること」。したがって、「自分が何かを変えたいと思うときは、心理学的ホメオスタシスが働くのだ」という事実を知っておく必要がある。
今の自分の自己評価を知る
（ワーク）あなたはどんな人ですか？この質問の答えを10個あげてください。
あなたに見えているものはすべてあなたの自己評価に基づいている：カラーバス効果というものがある。赤いものを探そうとしたとき、赤いものは目につくが、黄色いものは目につかないようになるというものである。つまり、人間は自分の見たいものを見るようになっており、それは自身の思っている「今の自分」にふさわしい情報である。
自己評価のワークの結果を見返してみて、自分の目的地にふさわしい自己評価になっているかを確認しよう。自己評価を目的地にふさわしいものに変えられれば、おのずと見える世界が、その自分にふさわしいものとなる。すなわち、今まで見えていなかった「手段」が自動的に目の前に現れる。
未来体験シートで目的地を明確化する
（ワーク）未来体験シート
これから5年後、3年後、1年後、半年後にあなたが実現していたいことを書き出す
注意事項① 必ず、完了形で書く：月収50万円にしたい、ではなく、月収で50万円になった、と書く。
注意事項② 必ず測定可能な形で書く：到達したかどうかがわからない目標は達成できない。これで到達した、とわかる、測定可能な形で書く。
注意事項③ 制限をかけずに書く：これが最も重要。「目の前に魔法使いは現れて『5年後、3年後、1年後、半年後どうなっていたいかという願いをすべてかなえてやる』と言われたときに何というか？で考える。本当に実現したいことであれば、あれこれ考えて自分に制限をかけない。
制限時間は10分
実現したい内容は、仕事、お金、プライベート、家族などどんな内容でも構わない
ワークシート
5年後に私はこんなことを実現しました
3年後に私はこんなことを実現しました
1年後に私はこんなことを実現しました
半年後に私はこんなことを実現しました
未来体験シートができたら、次の質問
（ワーク）あなたは、なぜ、それを実現したいのですか？
それぞれの未来体験シートの横に、なぜそれを実現したいのかを書く
なぜ？に対する答えはあなたの行動に直結する
悔いのない人生を歩む。そのためには、「いつ死んでもいい」と思えるくらい、自分の人生の時間を自分がやりたいと思うこと、楽しいと思うことだけに注ぐ。
（ワーク）実現したい理想の画像を1日1回見る
未来体験シートの中で、最もなぜやるのか？が明確な年を選ぶ
選んだ年の実現していたいこと、手に入れていたいことの画像を集める。自分の完成図に近いものを選ぶ。30枚ほど集める。
それらの画像を1日1回でいいので見るようにする。
人間は重要ではない情報はすぐに忘れる仕組みになっている。脳に重要だと思わせるために、繰り返し同じ情報をインプットする、という手法がある。この性質を利用して、実現したい理想像を自分の脳内に刷り込んでいく。
（ワーク）自己評価を書き換える
1．Ａ4の紙に「あなたはどんな人ですか？」という質問の答えを50個以上書く。
2．その自己評価は、目的地に到達したときの自分と同じ自己評価になっているかを検証する
自己評価を一瞬で書き換える「未来体験」
自分で書いた、1年後の自分の自己評価を体験する。例えば、広い家に住みたいなら、自分が住みたいと思う家を内見しに行く。
そこから現実を振り返ると、現実に違和感を覚える。その違和感が非常に重要。自己評価と現実にギャップが生じた証拠。人間はこのギャップを埋めようとする性質があるため、これを利用して未来の自分に現実を近づけていく。
負の感情を一掃する。負の感情は、今を生きていない時に起こる。意識が過去やまだ起こっていない未来に行ってしまうことを、マインドワンダリング、という。1日のうち、43％はマインドワンダリングをしているという調査結果がある。意識が今を離れ、感情がぐらつき、負の感情に囚われそうになった時は、「今」に没頭しよう。例えば美味しい料理を食べるとか、筋トレするとか、その行為に集中する必要がある行動をすれば、負の感情を一掃することができる。
「神メンタル」は最高の反射から生まれる。「神メンタル」を持っている人は、心そのものを鍛えているのではなく、物事への反射が違う。自分の身に起きた出来事は、良い出来事でも悪い出来事でも、「反射的に」つまり、「意識することなく、機械的に」、良い出来事だととらえられるようになっている。
何か物事が起こったら、自動的にその出来事の「ラッキーな部分」「ツイてる部分」「感謝すべき部分」を探し始める。
例えば、どんな物事にもアンチの人というのは存在する。著名な実業家でも、俳優でも、アンチは存在する。自分が誰かに批判されたとき、悲しくなってしまうのではなく、「自分のことを批判する人が現れて、初めて一人前」と考える。事業を起こしている、何か活動をしているのであれば、「自分のことを快く思わない人にまで認知度がああった時に、自分のやっていることは初めて世の中の役に立っているのだ」と思うようにする。こうすれば、仮に誰かに批判されたときに、「批判された＝これで一人前だ！やった！」と反応するようになる。
「ラッキー」、「ツイてる」、「ありがとう」などの言葉を口癖にしよう。何かが起こったら、必ずこれらの言葉を言えるように訓練する。例えば、朝起きてから出かけるまでの時間などに、ツイてる、と言い続ける。何をしているときもツイてると1か月間言い続けると、それは口癖になる。最初は違和感を覚えるかもしれないが、その効果は絶大。
神メンタルを手に入れた状態を維持するには、目的地を更新し続ける必要がある。自分が設定した目的地に到達したら、新たな目的地を設定する。そうしないと、そこから衰退がはじまる。
「努力は裏切る」ことを理解する必要がある。どんなに努力をしてもうまくいかない方法で努力を重ねては、「うまくいかない方法がうまくなるだけ」
あなたが実現したいことは何でしょうか？
あなたはどんな生活、人生を送ることができたら幸せですか？
大切なことはたくさんお金を稼ぐことではありません。
大切なことはたくさん贅沢をすることでもありません。
大切なのは「あなた自身が幸せだと感じる」毎日を過ごすことです。今日から、自分の人生の時間はすべて、自分の好きなことだけに費やそう
響いた内容
夢をかなえるためには、素晴らしい手段を手に入れることが必要だと思っていた。ところが、手段は後回しで、心の持ち方を見直すことが大切だと学んだ。実際に、このワークをやってみて、目的地が明確になったし、そのために動き出すと、どんどん手段が見つかる経験をした。これからも習慣にして続けていきたいと思う。
こんな人に読んでほしい
成功したい人。