【妻に捧げる読書note】生きるための哲学(by 白取春彦)
世の中に生きづらさを感じ、ストレスを溜め、何とかしたいとあがいていた。しかし、それは先人たちも歩んできた道であり、示唆に富んだ言葉がすでにたくさんあった。
要点
様々な先人たちの言葉を引用しながら、人生、仕事、幸せなど各テーマに対して解説がなされる
仕事:子どものころの純粋なあこがれとは異なり、今就いている仕事は、安定や賃金、福利厚生、見栄えなど、内容以外の部分で選んでいるのではないか。それらはどんなに手に入れても結局自分を苦しめるだけだ。それらに惑わされず、仕事に没頭するとき、人は良い人生に導かれる。
人生:他人と比較して自分の人生を採点することは幻想にすぎない。得だ/損だ、優れている/劣っている、といった、相対的な考え方と言葉を自分から取り払えば、世界は全く違ったものとなる。
響いた内容
先人たちの言葉は、一見難解で抽象的だが、自分がまさに思い悩んでいることに、しっかりとした示唆を与えてくれた。こんな考え方もあるのか、自分の境遇は特別というわけではないのか、と、気持ちを軽くしてくれた。
こんな人に読んでほしい
日々の生きづらさを少しでも軽くしたい人。