【妻に捧げる読書note】自分を育てる方法(by リュージ)
仕事や人生で迷子になりがち。まさに、今も、迷子。そんな時に出会った本。
要点
本書のメインテーマは、「セルフリード」=自分で自分を育てる力。自分自身がどんな人間で、何が好きで、何を得意としているのか。偏りのない目線で見つめながら、「ありのままの飾らない自分」で無理なく楽しく力を発揮できる状態をキープしていく。
自分を知る力(自己認識):自分の「好き」を知ろう。これまでの人生で、貴重で嬉しかった経験を深堀していくのがおすすめ。また、自分の「弱み」を知ろう。強みと弱みは表裏一体。むしろ、人には強みも弱みもなく、「特徴」があるだけ。他人から弱みを指摘されたときは、それって強みだとするとどうなるんだっけ?と、変換することにトライしてみてほしい。
自分を導く力(主体性):自分自身の頭で考えて「これをやるべきだ」と選んだ行動に取り組もうとする姿勢。未来の自分をイメージして、そこに導いていく癖をつけることで、主体性が高まる。例えば、120分の講座を受ける際に、「この講座を受けた後の自分に期待すること」をあらかじめ考えておくことで、取り組む姿勢が変わる。
自分を支える力(自己承認):自分自身が自分をいつでも支えられる存在になれば、いつでも(自分に)承認してもらえる。自己認識を高める手順は4つ。
鏡を見て、自分の名前を呼んで、「おはよう!」→自分の存在を認める。鏡の中の自分を少し観察し、今日の自分を自分自身が理解している状態にする。
振り返る(行動承認)→自分の行動を思い出し、どんな気持ちになったのか、そして、その時の自分の姿勢を思い出す。こうすることで、だんだんと自分の姿勢に意識が向くようになる。振り返りは、行動の内容→感情→姿勢の順に。そして、成長につながる変化は、姿勢→感情→行動の内容の順で起きてくる。
自分で自分にマルをつける(成果承認)→昨日できなかったことが今日はできた。少し前に進めることができた、など、タスクを極小単位に分割して、毎日、これが「できた」と実感しよう。
3か月前の自分と比べてみる(成長承認)→ステップ2の行動承認の振り返りをメモしておき、それを3か月後に眺めてみる。必ずしも右肩上がりになっていないかもしれないが、3歩進んで2歩下がる、というように、少しずつ成長できれば良い。
響いた内容
強みも弱みもなく、特徴があるだけ。主体的に取り組むために、未来の自分に期待することをイメージする、など、理解しやすく、また実践しやすい手法がたくさん紹介されていて、取り組みやすかった。
こんな人に読んでほしい
仕事や人生で迷子になりがちな人。
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