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60歳からの教科書(2408)

藤原和博著
60歳からの教科書 
お金・家族・死のルール

以前、45歳の教科書 モードチェンジ
を読みました。
掛け算式のキャリアチェンジ。
レアキャラになろう、という内容の本。

さらに家族、そして終わり方について、
一度は考えてみるべきと思い、この本を手に
取りました。
子どもがタイトルをみて、
かあさん!早いはやい!!
とツッコミ入れてくれましたが
死のルールといっても生命体の死を考える
前に組織人としての終わり方について
一考する、ということが書かれています。

たしかに実感あるんですよねー
課長の前に見えない天井があって(中小や子会社のような組織では女性には透明な天井がある、今でも)
ここではこの範囲の仕事なんだなーと先読みできて、限界が見えてしまう瞬間、
自組織での死を意識します。仕事以外で頑張ることや繋がりがあれば別ですが。
ずっとこれを繰り返すのかと思うとだんだん苦しくなる。たぶん周囲も。
もちろん、日々の工夫はしますし、
後進育成もあるし、ローテーションもあるだろうけれども…少しだけは。延命治療的な。
今までの道のりよりは刺激もなく成長痛はないだろう、これから。
例え何かと理由をつけて、どこかに移って
タイミングが合えば課長になっても、また、同じことの繰り返しでいつか死が来ます。

ポジションの変化でやれる事、年収も責任も
変わりますが、それでも
軸足を大きく広げてみる必要があるのかな、って考え始めました。

まだ15年もある、60までと思っていたけど
もう14年、、意外とすぐ来ちゃうかもしれない。
あと14年したら末っ子も大学卒業してる頃。
家族の関係も変わります。
それも、本当に人それぞれ。

今まで女性や高齢者のキャリアが気になっていたキャリアコンサルタントでしたが、
ミドルシニアに突入してみて、最近にわかに
自分の属するコミュニティが仕事以外にないことについての焦りを感じ始めました。


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