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沖縄かぶれの熊本県民、沖ツラを観賞すvol.3

はい。沖ツラ第3話レビューはじめましょうかね。てーるーはどうやらシーサーの写真を撮るのに凝ってる模様。しかも各シーサーのあるおうちの家主さんにきちんと許可を取り、撮影しているから律儀かつ礼儀正しいですね。
一方、ひーなーは電車の写真に興味津々。沖縄にはゆいレールはあるけど、那覇から浦添しか通らないし、鉄道ではないからですね。ん?君等修学旅行どこ行ったの?そこで鉄道利用しなかったの?仮に台湾だとしても台湾は台湾鉄道があるし……。
さらにひーなーはてーるーが沖縄に興味を持ち、好きになってくれていることにすっかり上機嫌。やたらふんふん相槌し、早口に。
番のシーサーの役目もてーるーにどや顔で教えてくれてます。
しかし、シーサーじらー(顔)はやなかーぎー(ブサイク)を意味しているのか……。あ!えぐみシーサーが嫉妬に燃えた時のタママ二等兵みたいな声出してブチ切れてるし!やなかーぎー扱いされたらそりゃえぐみシーサーだってキレるよね(笑)
所変わって、高校のお昼の時間。泉とやよいという沖縄お笑いの大御所と同じ名前の放送部の女の子ふたりが民謡を紹介してます。
『唐船ドーイ』です。
なんと!クラスメイトたちは『唐船ドーイ』を聴いた途端に、パペットマンの不思議な踊りでつられて踊るドラクエ勇者御一行さながらに踊りだすじゃありませんか。

…いや、さすがにそうはならんやろ!


他県民がこんなこと言うのなんですが、ちょっと秘密のケンミンSHOW的な誇張し過ぎで気持ちがざらつくかなあと。カーチャーシー恥ずかしくて苦手という友人を複数知っているからなおさら。 
しかし、すっかり順応性が高くなったてーるー、クラスメイトたちが踊りだしたのを『唐船ドーイ』の仕業と察知するようになりました。
個人的呟きで恐縮ですが、『唐船ドーイ』はやはりゆいレール壺川駅の発着チャイムが真っ先に思い浮かびます。行きは那覇空港から県庁前ないし旭橋あたりに降り、途中、壺川駅の『唐船ドーイ』チャイムを聴くと沖縄来たんだなーと感慨深い気分になり、帰りは帰りで那覇バスターミナルを降り、旭橋駅から那覇空港までのゆいレールで『唐船ドーイ』チャイムを聴くと、もうすぐ那覇空港だあ、帰りたくないなーと寂寞感に苛まれる。『唐船ドーイ』はそんな旅の記憶を蘇らせます。
閑話休題。
かーなーも、てーるーに説明しつつ踊ってます(笑)ゆらゆら踊るかーなーはかわいいですね。 
そして、いつカチャーシー習ったのかと困惑するてーるーに、上間くん、下地くん、安慶名さんは記憶を総動員させながらカチャーシーを覚えた頃を回想してます。親族や町のおじいおばあに教わった子らが多いようです。地域の密度が高い沖縄ならでは?
ひーなーは無邪気にもてーるーに言います。
「やがてわったーが教える番だねー。てーるーもうちなーんちゅとの子ども作ったらカチャーシーしっかり教えてあげんとー」と。

ああ、無垢はある意味罪。


てーるーはひーなーとの結婚生活を妄想してしまいます。
しかし、ひーなーが想像する50年後のてーるーはかーなーを伴侶にしています。もしや、ひーなーはかーなーのてーるーへの思慕をうっすらと勘づいてる?さらに、カチャーシー教えてとせがむてーるーの孫にてーるーがカチャーシーできないと項垂れる未来予想図まで妄想。危機感と使命感に燃えたひーなーはカチャーシーを孫のために覚えようとてーるーにカチャーシーを教えます。なかなかギクシャクしてうまく踊れないてーるーを見てひーなーはかーなーに応援要請しますが、かーなーは珍しく「無理」と突っぱねます。あら?珍しく塩対応だなと思いきや。かーなーはかーなーでひーなーの発言から、てーるーと結婚し、子どもができて、暖かい家庭を作る未来予想図を夢想する始末。かーなー推しとしてはその願いが叶いますようにと願ってやまないです(泣)
そんな乙女心を知らないてーるーは珍しくかーなーに突っぱねられたから、そんなに下手?と凹んでますが。あーあ、平行線……。 
次のエピソードは。おや?
ひーなー、かーなー、上間くん、下地くん、安慶名さんがコソコソ何かを始める模様。てーるーはオロオロしつつもついて行きますが……。
着いた所は沖縄の軽食屋さん、パーラー。しかし、このパーラーの名前よ。『パーラーキングぬーやが(何?)』って……。
しかし、てーるーはパーラーを知らず、ひーなーたちをずっこけさせてます(笑)まー、沖縄のパーラー知らない人は、都内や大都市圏の人ならパーラーというとタカノさんとか千疋屋さんみたいなオサレフルーツパーラー、地方都市在住ならパチンコ屋さんな意味のパーラーかいずれかを連想してしまいますよね。
ちなみに私がパーラーを知ったのは沖縄にハマりつつあるもなかな行く勇気がなかった頃に買ったるるぶ沖縄'98でした。沖縄にはこういう軽食屋さんがあるのかと感動しました。最近では沖縄の食堂同様その灯が消えつつあるパーラー。今の中部にはどんなパーラーあるのかとググると、いやあ、多種多彩。
手書きのメニューとハンバーガーやサンドイッチが素朴な店もあれば、チーズドッグやレインボーチーズサンドイッチ等映えるメニューもあるインスタグラムユーザー向けなパーラー、石川寄りのうるま市にはアメリカンダイナーチックなパーラーがあったり、沖縄市泡瀬ではシチューライスや麻婆豆腐丼を出すパーラーがあったりと、パーラーについて書くだけで記事が一つできあがるくらい濃いです。
皆それぞれタコライスやヒラヤーチー、ソーキそば、ポークたまごおにぎり等をオーダー。ひーなーに至ってはぜんざいをオーダーし、てーるーを狼狽させますが、ぜんざいはぜんざいでも沖縄のぜんざいは甘く煮た金時豆にかき氷をのせたもの。自分の話で失礼しますが、初来沖の際に買い物の為に寄ったサンエー中の町店で富士家さんのぜんざいが出張販売していてその美味しさに感動して以来沖縄ぜんざいが好きです。
(またも話が脱線しますが、十数年前、夏並みに暑い春の日に熊本にあったとある沖縄居酒屋さん(現在は閉業)に思い切ってぜんざいをオーダー。大将から数日かかるから予約して、出来たら連絡すると言われ、数日後、連絡をもらい、喜び勇んで来店したら、出されたのは押し麦や緑豆が入ったあまがしと言われるぜんざい(しかもホット)で、それはそれで美味しかったものの、納得いかずに食べた想い出が(泣)後で私が氷ぜんざいが食べたかったのだと気づいた大将に「それなら氷ぜんざいと言え!」と怒られ、踏んだり蹴ったりでした……)
話が明後日のほうに行ったので沖ツラレビューに戻ります。
いつもながらひーなーがバリバリのウチナーグチでぜんざいを絶賛していたら、かーなーが通訳しようとするも、上間くんと下地くんが通訳してしまい、かーなーの役目を奪う始末!えー!なんでてめえらはかーなーのお株を奪うのさ!散れ!散れ!(←酷い)
役目を取られたかーなーは萎れた花のように項垂れてしまいました。上間ー、下地ー。無自覚とはいえ人の恋路を邪魔したお前らバケツ持って反省な(←八つ当たり)
あら?安慶名さんがかーなーの様子からなんか気づいたようです。そして、飲み物を買いに出た際に財布忘れたことに気づいて引き返した安慶名さんはかーなーが生き生きとひーなーのウチナーグチを通訳しててーるーに伝えている姿を見て、かーなーのてーるーへの恋慕を確信したのでした。
こうして安慶名さんはからかい上手の安慶名さんとなり、かーなーの恋のキューピッドへ……。
最後のエピソードはうるま市のエイサー大会。作画の限界か、エイサーは3Dを使ってます。なんか昔のプレステで見たCGムービーみたい出来で少しがっかりなのが。それでも生で見るエイサーに感動しているてーるー。
ひーなーはチョンダラー役を楽しげにしています。お、かーなーの踊りが着物やポニーテールにした髪と相まって色っぽい!からかい上手の安慶名さんと化した安慶名さんがてーるーいるーと早速かーなーをからかってます。頬染めて照れるポニテかーなー、愛らしくもセクシーですなあ。によによ。
エイサー大会を楽しむてーるー。しかし、行き交うリア充なカップルを見ていつか喜屋武さんと……とひーなーとのデートを夢想。ああ、もう!かーなーの気持ちに気づかないこの愚鈍が!
エイサーに集中しようと再びエイサーを見るも、ひーなーのチョンダラー姿にてーるーは絶句するのでした。踊りが苦手だからこの道化役をと無礼千万な仮説を立てるてーるー。しかし、以前てーるーがジャソプをあげた子どものひとり、すーずーがチョンダラーについて懇切丁寧に解説してくれます。ちなみにすーずーはかーなーの妹!!将来は美童(みやらび)間違いなしな美幼女なすーずー。ルッキズム乙なのはわかっているけど、鉄にいにい、かーなー、そしてすーずーと比嘉家の顔面偏差値高すぎて目眩がします。
話をチョンダラーに戻しましょう。そうなのか、チョンダラーは道化の姿をしているものの、実は総司令的なポジションなのか!次にエイサー道ジュネー見たらチョンダラーをしっかり見てしまいそうだな。勉強になりました。
あ!チョンダラーなひーなーの姿を見て、てーるーがひーなーに惚れた理由を回想してます。真っ先にてーるーに声をかけてくれたひーなー。てーるーは、ひーなーにお礼を言おうと決意。そして、てーるーはひーなーにお礼を言うのですが、何か足りないことに気づきました。

げ!まさか告白フラグ?まさかこれ以降はてーるーがひーなーと付き合う展開に?


ぎゃあああ!やめてやめて!止めて止めて!


かーなー推しには阿鼻叫喚な展開フラグになるのでしょうか?次回、その結果がわかるようですが……。
ちなみに原作コミックスを初めて読んだ際、このエピソードに固まり、『必殺仕置屋稼業』の印玄の屋根落とし食らった悪人さながらに「やめてやめて、止めて止めて!」と声に出した思い出が……(マジです)当時は2巻読むかやめるか本気で迷ったなあ……。

さあ、どうするてーるー?
そして、かーなー推しの視聴者はこのまま涙に暮れるのか?

(文責・コサイミキ)





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