
ドイツ - ポツダム サンスーシ宮殿
ポツダムには、ドイツの大きな宮殿や庭園が多数あります。その中の1つ、プロイセンのフリードリヒ大王が建てたサンスーシ宮殿(Schloss Sanssouci)の紹介をします。(この記事は2011年05月頃にドイツのポツダムを旅行した時のことを書いています。)
ポツダムはベルリンの南西部にあり、近郊列車(Sバーン)で短時間で行ける都市です。滞在していたベルリンのホテルから近い、動物園駅まで行きました。REGIOと書かれている普通列車に乗り込みます。ドイツは改札がなく、列車内で車掌さんが切符を確認します。
ベルリン南西部の森林地帯を抜けると、すぐにポツダムに着きます。
ポツダム中央駅とサンスーシ宮殿は少し離れています。ポツダム市街の交通としてバスやトラム(路面電車)があります。天気も良いので徒歩で行くことにしました。
途中にブランデンブルグ門があります。ベルリンにあるものが有名ですが、ドイツの他の都市にもあります。
しばらく歩くとサンスーシ公園に到着します。この案内板の東端あたりにいます。
東西に長い一本道があります。サンスーシ宮殿までは、この道を西に向かって歩きます。
しばらく歩くと、噴水が見えてきました。
右手(北側)をみるとサンスーシ宮殿が見えます。少し丘になっているところの上に宮殿があり、その前の階段状のところは葡萄園です。
噴水の南側から見ると、このような感じです。
階段を上って宮殿に向かいましょう!高度はあまり高くないですが、階段の数は多いので、ここまで長い道を歩いてきた身としては、少し疲れます。
宮殿の正面へ、SANS SOUCI(サンスーシ)と書いてあるのが見えます。サンスーシとはフランス語で「憂いのない」 という意味です。プロイセンのフリードリヒ大王が、夏の宮殿として1747年に建てました。以後は、ほとんどこの宮殿で過ごしたそうです。
宮殿内はツアーによる見学ができます。
宮殿の東側には、フリードリヒ大王と愛犬のお墓があります。
フリードリヒ大王は、寒冷で痩せた土地でも育つジャガイモの栽培を推奨しました。そういえば、ドイツ料理でジャガイモは欠かせませんね。そのためか、大王の墓にはジャガイモが供えられています。
サンスーシ公園は広大なため、他の見どころもあります。
サンスーシ宮殿の南に少し歩くと、中国茶館と呼ばれる建物があります。中華風の屋根でなくはないので、中国茶館と言われないとわかりませんでした。
サンスーシ公園の西の端には、新宮殿があります。この後ろにも宮殿風の建物があり、ポツダム大学の校舎になっています。
公園の南側の池のほとりに、ローマ風浴場があります。
大きな池もあり、新緑と水が目に優しい感じです。鳥も気持ちよさそうに泳いでいます。
訪れた時期が5月過ぎのため、春の花が咲いていました。訪れるなら春先が一番いいシーズンですね。
ポツダムはベルリンのすぐそばの都市ですので、アクセスはしやすいです。ベルリンを訪れる際、ポツダムも観光ルートに入れてみてはいかがでしょうか。
Potsdam Park Sanssouci
http://www.potsdam-park-sanssouci.de/