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オーストリア - ザルツブルク1 モーツァルトの生家と旧市街

オーストリアのザルツブルクという都市をご存知ですか?ドイツ語で塩の城という意味であり、古くから塩が取れたので塩によって栄えました。モーツァルトの生家があることから、オーストリアの音楽の都でもあります。そんな素敵な都市、ザルツブルクを紹介します。(この記事は2013年05月頃にオーストリアのザルツブルクを旅した時のことを書いています。)

ウィーンから高速鉄道でザルツブルクへ向かいます。オーストリアの鉄道会社のうち、QBBで行きました。49.90ユーロでした。オーストリアの地図ではウィーンが東端、ザルツブルクがドイツ国境付近と距離が遠く、高速鉄道でも3時間かかりました。駅の観光案内所で、ザルツブルク・カードという博物館などの施設や市内の交通機関が無料になるカードを購入することをおススメします。

駅と旧市街地は距離があるのでバスで移動します。バスの番号はあっていましたが、方向を間違えて逆に行ってしまいました・・・ここはどこでしょうか?

気を取り直して逆方向のバスに乗ります。再び駅前を通って、旧市街地の入り口付近でおりました。

旧市街の入り口にある旧市庁舎を進み、突き当りを右(西)に向かうとモーツァルトの生家があります。モーツァルトは、1756年1月27日にこの家で生まれました。1773年に引っ越すまでここで暮らしていました。観光名所なので、看板も出ていてわかりやすいです。

2階にチケット売り場があります。日本語の説明もありました。家の内部は、このように吹き抜けになっており、狭い住宅地の中でも明るい感じです。

当時の状態を再現している台所です。壁がやや汚れているのが、生活感があってよいですね。

モーツァルトの自筆の楽譜や手紙なども展示されています。何世紀も前のものですが、しっかり保存されています。

ピアノ、肖像画や家具などモーツァルトゆかりの品が、数多く展示されております。家の内部は、通路は狭いが部屋は広々としている印象です。モーツァルトの父レオポルトは、宮廷バイオリン奏者なので裕福だったのでしょうか。

モーツァルトの生家を出て、旧市街を散策します。旧市街はユネスコの世界遺産に登録されているので、このようなプレートがありました。南西のあるモーツァルト広場には、モーツァルトの銅像が建てられています。地元の人に尊敬されていますね。

南のレジデンツ広場には巨大な噴水があり、左手奥にある建物は大聖堂、右手がレジデンツ(旧)です。レジデンツは平時には、この街を収めていた大司教が居住し、政治を行った場所になります。建物の前には、観光馬車がいっぱい待機しているのが見えます。

大聖堂は、8世紀に建てられ、12世紀に改築、17世紀にバロック様式で建て直されたました。モーツァルトは、ここで洗礼を受けたそうです。内部では、祭壇上から降り注ぐ光が幻想的でした。

レジデンツ(旧)の中に入ってみました。

白の間、皇帝の間など豪華な部屋が多数あります。この写真は、騎士の間リッターザールです。モーツァルトが演奏を披露した場所でもあります。

レジデンツ(旧)内には、多数の絵画が展示されています。大司教が収集したものだそうです。

レジデンツ広場の東にはレジデンツ(新)があり、ザルツブルク博物館になっています。ここでは、ザルツブルクの歴史などに関する展示がされています。宗教的な彫像品も多数展示されていました。キリスト教が、オーストリア文化的に大きな影響を与えていることがわかります。

大聖堂の南には、カピテル広場があります。路上でチェスをする人がしましたが、チェス盤が路面、駒も巨大で重そうです。

路上チェス盤の近くには、金色の球体のオブジェがありました。レジデンス広場のすぐそばですが、印象がだいぶ違う広場です。なお、丘に見えるのはホーエン・ザルツブルク城です。

オーストリア - ザルツブルク2 ホーエン・ザルツブルク城塞とミラベル宮殿 へ続きます。

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