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ドイツ - カールスルーエ カールの安らぎの街と宮殿

カールスルーエ(Karlsruhe)はドイツ西部にある街で、フランスとの国境の近くです。ドイツの最高裁判所に該当する裁判所があり、ドイツの「司法首都」とも呼ばれています。ここには、立派な宮殿があります。(この記事は2016年12月頃にドイツのカールスルーエを旅行した時のことを書いています。)

滞在していたシュツットガルトから高速鉄道IC特急に乗り、約40ほどでカールスルーエ中央駅に到着します。街の名前は「カールの安らぎ」という意味でカール3世ヴィルヘルムに由来するそうです。

カールスルーエ中央駅の北口前には市立公園・動物園があります。冬場の朝の為、気温は氷点下でした。動物園は、かなり広い敷地を持っています。しかし開園していないので、東のエトリンガー通りを北に向かいます。

クリスマスを過ぎ、観光客が少ないのか、道路工事などが至る所でされていました。この通りは宮殿へ続く道ですが、通れないところが多かったです。途中にオベリスクのモニュメントがありました。

マルクト広場まで付きました宮殿まではあと少しです。道路や建物などの工事が、ここでもされています。写真中央の建物は市庁舎です。

カールスルーエ城(Schloß-Karlsruhe)が見えてきました。宮殿広場(Schloß-platz)にある銅像は大公カール・フリードリヒのものです。カール・ヴィルヘルムの統治から約1世紀後に街をさらに発展させた方です。手前はスケートリンクの様ですが、朝早いので誰もいません。

カールスルーエ城の正面玄関へ続く道です。お城ですが、城塞という感じではなく、宮殿という言葉が似合う優雅な感じです。この都市は、この城を中心として放射状に通りが広がるように作られた計画都市です。

宮殿の入り口です。ちょうど、エジプトのラムセスに関する特別展示が、されていました。

内部は博物館になっており、エジプト、ローマ、中世ヨーロッパ、19世紀までの美術品などが展示されています。内部を見学しましたが、観光客が少ないせいか、博物館員が親切に話しかけてくれました。展示物については日本語の解説は全くなく、英語説明も少なく、ドイツ語中心でした。

宮殿の裏手に回ってみました。遠くから見えていた塔の部分です。この塔内部も博物館から見学可能ですが、塔用のチケットが必要なので注意してください。

宮殿広場(Schloß-platz)に戻るとスケートリンクが開園し、人がいっぱい滑っていました。家族連れが多いですね。

宮殿から南西、市庁舎から西の方に行くと、聖シュテファン教会がありました。日が昇ってきましたが、気温は一桁なので寒いです。教会内は石造りで質素な印象ですが、ドームは大きいので剛健な感じです。なにより、暖房が効いていて暖かかったです。

教会のすぐそばでは、市が開いていました。クリスマスは終わりましたが、家族連れが多く、にぎやかです。ホットワインなど、お酒も売っていました。

ビール好きの私は、この地方のビールを飲むことにしました。屋台でグリル・フィッシュを購入。バケットやポテトも、ついてきます。お皿が食べられて、ゴミを出さないように工夫されています。なにより、出来立て熱々で寒い屋外では、美味しいです。

カールスルーエはいかがでしょうか。宮殿を中心に紹介しましたが、司法や科学にも注力している都市ですので、その分野の見どころもあります。ドイツ南西部を旅する際、訪れる候補にされることをおススメします。

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