ドイツ - バンベルク Spezial-Keller
ドイツ南部の都市バンベルク。中心部にはレグニッツ川が流れており、景観が美しい街です。第二次世界大戦での被害をあまり受けず、中世の建物が多く残っています。特に旧市庁舎付近は川に囲まれており、美しい建物の壁と水の組み合わせが綺麗です。また、大学都市であり、大司教の都市であり、ビールの都でもあります。現在も複数のブルワリーがあり、おススメの1つ「Spezial-Keller」を紹介します。(2018年夏訪問)
「Spezial-Keller」は、1536年創業の歴史あるブルワリー「Brauerei Spezial」のケラーです。場所は、バンベルク旧市街から南西の丘の上。ケラーは、ドイツ語で地下室と言う意味ですが、この場合は、ビールの貯蔵場所を指します。冷蔵技術が未熟だった時代、建物の地下や丘に壕を掘るなどして、温度変化があまりない保管場所をつくっていました。ビアガーデンを併設しているところも多く、「Brauerei Spezial」の場合、丘上のビアガーデンになっています。
Spezial-Kellerの素晴らしい眺めの中、ラオホビールを楽しみます。陶器製のジョッキのため、外観は見えませんが、透明感ある暗褐色をしているでしょう。燻製麦芽のスモーキーな香りと風味、これぞラオホ!美味しく頂きました。
スィーツも楽しみます。Topfenstrudel mit Kirschenをオーダー。さくらんぼとクリームチーズのケーキです。甘酸っぱい味が口に広がります。ブラックティーとともに頂きました。徒歩で登って来た疲れが吹き飛びました。来て良かった!
「Spezial-Keller」は、バンベルクから旧市街は少し離れており、坂道を登るのでアクセスは良くないのです。しかし、素晴らしい景観の中で味わう、Spezialの”ラオホ”の美味しさは格別。ビール好きなら、是非、訪れることをおススメします。
■Spezial-Keller