ドイツ - ポツダム ツェツィーリエンホーフ宮殿
ドイツのポツダムには、ツェツィーリエンホーフ宮殿(Schloss Cecilienhof)という有名な宮殿があります(日本人には発音しにくいですね)。ドイツ王家であるホーエンツォレルン家の皇太子ヴィルヘルムが家族と共に過ごした宮殿です。宮殿の名前は皇太子妃のツェツィーリアからとっています。ポツダムに行く機会があればぜひ見てほしいところですので紹介します。(この記事は2011年05月頃にドイツのポツダムを旅行した時のことを書いています。)
サンスーシ宮殿のある公園より、東に向かうとノイアー・ガルテンという湖を望む大きな公園にたどり着きます。公園の北部に目的地のツェツィーリエンホーフ宮殿があります。
北西部の入り口から入り、少し歩くとツェツィーリエンホーフ宮殿が見えてきます。一部がホテルやレストランになっています。
見た目は、城や宮殿というより、英国風の屋敷という印象です。
Schloss(シュロス)、ドイツ語で宮殿と書かれています。宮殿内は見学できます。入り口右手が、見学ルートのスタートになります。
ポツダムという都市に聞き覚えはありませんか?
歴史で習ったポツダム宣言の会談が行われた都市です。その場所が、このツェツィーリエンホーフ宮殿の一室になります。チャーチル、ルーズベルト、スターリンが座った会談の部屋が残されています。
宮殿の中庭には、赤い星の花壇があります。赤い星はソ連(ソビエト連邦)を表しているそうです。
4か国語で、この星について説明文が書かれていました。
ノイアー・ガルテン内の見どころも紹介します。
宮殿から東のハイリガー湖畔。とてものどかで、一日中寝転がっていたくなります。
宮殿から南に歩くと、ピラミッドがあります。実は貯氷庫です。
ピラミッドの南の大理石宮殿です。フリードリヒ大王の次の王様であるヴィルヘルム二世の夏の離宮だそうです。
大理石宮殿の後ろは、ハイリガー湖です。湖を眺めながら、宮殿で過ごす夏。素敵ですね。
ノイアー・ガルテン南西の出口までは、並木道が続きます。右には赤レンガの倉庫がたくさんあります。
出口を抜けると、ポツダム市街になります。
ポツダムはベルリンからも近く、市街の比較的近い範囲に宮殿と公園があります。散策しながらのんびり観光を楽しむにはうってつけです。
Schloss Cecilienhof
http://www.potsdam-park-sanssouci.de/schloss-cecilienhof.html