オーストリア - ザルツブルク2 ホーエン・ザルツブルク城塞とミラベル宮殿
オーストリアのザルツブルクの紹介(オーストリア1 - ザルツブルク モーツァルトの生家と旧市街)の続きです。(この記事は2013年05月頃にオーストリアのザルツブルクを旅した時のことを書いています。)
次はホーエン・ザルツブルク城塞に向かいます。この城塞は11世紀にザルツブルクの大司教が築き始め、その後何度も増築・改修をすることで17世紀後半に現在の姿になりました。城塞と呼ぶように有事の際の軍事拠点でもあるため、高台の上に建てられました。高台へは徒歩で行く方法もありますが、1時間近くかかるそうなのでケーブルカー(Festungsbahn)で利用して登ることにします。
ケーブルカーの駅を降りてすぐのところがテラスになっており、旧市街を見渡すことができます。写真の中央に見えるのは大聖堂です。
方角を変え、ザルツァッハ川の上流のほうの風景です。右端あたりにノンベルク修道院があります。
ホーエン・ザルツブルク城塞の中庭です。城塞内部はガイドツアーで見学でき、日本語のオーディオガイドもあります。
城塞中央には大司教の居室でしたが、現在は博物館になっています。中世頃からの武器や服装などが展示されています。斧と銃を組み合わせた変わった武器がありました。
近代でオーストリアの軍隊が使った武器などもあり、年代は幅広い印象です。城塞自体も大きいうえ、内部の博物館なども広いので結構歩き回ります。慣れていない方は足の疲れに注意してください。
昼飯時なので、休憩を兼ね食事をとることにします。ケーブルカー駅のすぐ横にレストランがあるので、そこに行きました。注文してすぐにビールが来たので、料理を待ちながら飲みます。
料理も来ました。ビールをもう一杯注文して、料理のポテトとベーコン巻きを食べました。美味い!晴れていてレストランから市街地が良く見えたので、景観も最高です。
ホーエン・ザルツブルク城塞の観光を終えたら、ケーブルカーに乗り旧市街に戻り、次は新市街にあるマリベル宮殿を目指します。途中でザルツァッハ川を渡りますが橋が複数あり、徒歩の場合は歩行者専用のマカルト橋を渡ることをおススメします。マカルト橋から見た川の風景です。川辺では地元の人が日光浴を楽しんでいました。
新市街には,、モーツァルトの住居があります。モーツァルト一家が生家から、1773年に引っ越したところで、この建物の2階に住んでいました。
モーツァルトの住居内部は肖像画、当時の資料や楽器を日本語のオーディオガイドを聞きながら見学できます。
ミラベル宮殿に着きました。ミラビルとは「美しい眺め」という意味で、宮殿は17世紀に、大司教が愛人のために建設したものです。宮殿の周りは庭園になっており、春先に訪れたので花が綺麗に咲いていました。
ミラベル庭園から、ホーエン・ザルツブルク城塞のある高台を見た風景です。色とりどりの花と噴水や彫刻に囲まれて、城塞と宮殿の2つを楽しむことができます。ここは絶景です。
噴水の中央にある彫刻はペガサスです。城塞の方角を向いているので、そちらに飛び立とうとしているのでしょうか。
ザルツブルクはいかがでしたか?見どころがある旧市街と新市街が近いので、1日だけでも結構な範囲を観光することができます。鉄道によるアクセスも良いので、オーストリアまたは南ドイツを旅する際は、候補の1つにすることをおススメします。