ドイツ - ボン Brauhaus Bönnsch
ドイツ西部の都市ボン。音楽家ベートベンの故郷であり、冷戦時代にドイツが東西に分断されていた時、旧西ドイツの首都のおかれた都市です。ボンには、「Brauhaus Bönnsch」というブルワリーがありますので、ご紹介いたします。(2019年年始訪問)
ブルワリーの場所は、ボン中央駅からそれほど離れていません。徒歩でアクセス可能ですが、余裕があれば、ベートベンの像や家(ベートベンハウス)なども訪れるのも良いでしょう。ボンには、桜並木があり、春はとても綺麗と伺いました。
Bönnsch店舗外観は、白い石造りの建物。まわりにも白い建物があり、綺麗に街の景色に溶け込んでいます。店外の席は、温かい季節であれば、外でビールが楽しめそうです。
店内に入ると、スタンディング席、奥にテーブル席となっています。食事もしたいと言うと、奥に通してもらえました。席から、醸造設備(麦芽破砕機、糖化槽、煮沸槽など)がガラス越しに見えます。周辺に、モルト(麦芽)やホップのサンプルが置いてあり、ビールの啓蒙にも役立っている印象です。
ボンシュというビールをオーダー。ほぼケルシュですが、ケルシュを名乗れる地域(ケルン)は決まっているので、ボンではボンシュとなる様です。外観は淡い金色。少し濁りがあります。フルーティな香り。口に含むと、その風味と甘みを感じます。苦味はありません。後味はすっきり、喉越しも軽く、すいすい飲めるビールです。
料理は、Heringsfilet Nach Rheinischer Hausfrauennart。ニシンの料理です。野菜もたっぷりあり、肉や塩気のあるものに偏りがちなドイツの旅では、嬉しいものです。フルーティなビールとあわせて、美味しく頂きました。良い夕食になりました。
店員の愛想は良いです。しかし、夕食時なので混んでおり、あまり会話が出来なかったのが残念。ボンシュは、ケルンのケルシュに近い味わいでとても飲みやすいビールです。作っている醸造設備のすぐそばで、そのビールを味わえるので、ビール好きなら、是非、訪れることをおススメします。
■Brauhaus Bönnsch
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