デンマーク - コペンハーゲン カステレット要塞と人魚像
デンマークの首都コペンハーゲンにはたくさんの見どころがあります。市街地の北部にはカステレット要塞(Kastellet)という近代の星型要塞があり、周辺にアンデルセンの童話で出てくる人魚姫の像があります。素敵な場所なので紹介します。(この記事は2014年12月頃にデンマークのコペンハーゲンを旅した時のことを書いています。)
コペンハーゲン中央駅の近くに滞在していましたので、目的地の市街地北部へ向かいます。雪が降ったりやんだりの冬の天気でした。あたりは銀世界で人がほとんどいません。そしてとても寒いです。
カステレット要塞南部には、聖アルバニ教会があります。雪をかぶった姿が幻想的できれいです。雪も止み、青空が見えてきました。
教会のすぐそばには、ゲフィオンの泉があります。北欧神話の女神ゲフィオンが4人の息子を牛に変えて一晩で耕したという物語があり、その土地がコペンハーゲンのあるシェラン島だそうです。
カステレット要塞周辺は公園になっています。その名前はチャーチル公園です。デンマークにイギリス首相のチャーチルが?と疑問に思いますよね?第二次大戦中、ドイツに占領されたデンマークを救ってくれた感謝として、イギリス首相チャーチルの名前を付けたそうです。カステレット要塞の入口付近には兵士の銅像があります。
この要塞は、1662年に建築されました。商人の街であったコペンハーゲン港入口の防御のために建てられました。
地図上で見ると星の形をしています。この時代のヨーロッパでは、このようなタイプの要塞が多く作れていました。日本では函館にある五稜郭が有名です。
城塞の敷地内には、大砲が置かれています。要塞の形にそって何門かありましたが、当時はもっと多くの大砲があったそうです。
要塞内部には兵舎が残っています。この日は雪が降った後で寒かったですが、温かくなれば散歩やランニングする人が多いそうです。
要塞の北側まで来ました。要塞自体が広いので、雪道を歩くのは結構疲れます。
要塞の北東の海沿いに、人形姫の像がある岩場があります。海が目の前で冬場の風が冷たいですが、この辺りは人気スポットなのか観光客が多くいました。
人魚像のある岩場までおりました。1913年に彫刻家エドワード・エッセンに造られた銅像です。当時「人魚姫」がバレエで上演しており、それを見たカールスベア・ビール会社の初代社長が、制作を依頼したそうです。今まで何度が破損していますが、その都度修復されて今の姿になっています。
いずれも、デンマークのコペンハーゲンの素敵なスポットです。でも、訪れるのは冬より、春夏秋をおススメします。