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デンマーク - ヘルシンオア クロンボー城とハムレットの舞台

デンマークの首都コペンハーゲンから北に約40km行ったところに、ヘルシンオア(Helsingør)という港町があります。ここはシェイクスピアのハムレットの舞台となった街であり素敵な城があります。(この記事は2014年12月頃にデンマークのヘルシンオアを旅した時のことを書いています。)

コペンハーゲン中央駅から電車でヘルシンオア駅に向かいます。コペンハーゲン・カードがあれば、切符を買わずに移動できる範囲になります。ヘルシンオアは、オーレスン海峡の最も狭い場所にあり、対岸のスウェーデンのヘルシンボリまで、5Kmほどしかありません。

ヘルシンオア駅前には、ハムレットと恋人オフィーリアの銅像があります。セクシーな格好のオフィーリアを見つめるハムレット・・・

駅から海の方角を見ると、湾の先にクロンボー城が見えます。訪れた時期が冬のためか、観光客は少なかったです。地元の人が、犬の散歩をしていました。

駅から城は直線距離だと近くに見えますが、湾を避けて遠回りする必要があります。城の敷地はとても広いので結構歩きます。

1つ目の城門まで来ました。クロンボー城は、15世紀にエリック7世がオーレスン海峡を通る船に対し通行税徴収のために初めて建てられました。その後、フレデリク2世により16世紀に再建しましたが、1629年に火災で焼け、クリスチャン4世により修復されました。

2つ目の城門まで来ました。スウェーデンの近くに位置し、当時は戦争もあったので、城は何度も損傷を受けた様です。堅牢な城塞としての役割を果たしていたのでしょう。クロンボー城が、現在の姿になったのは1924年に改修されたときです。

城門をくぐり、城の中庭に入ります。ほぼ四角形の城で北が王の住居、西が王妃の住居だったそうです。クリスマス時期なので、質素ですがツリーが飾られていました。

城の中にある教会です。白壁と木の調度品で温かい雰囲気ですし、床がカラフルで綺麗です。内部は暖房が効いていて、今まで寒い外を歩いていた時と比べれば天国です。

城の地下牢も見学できます。ライトがないと何も見えないくらい真っ暗な場所が多いです。明り取りの井戸?のようなところから上を見た風景です。

城の上部の風景です。スウェーデンがある方角には、当時の大砲が多数展示されていました。海峡を通る船を威圧していたのですね。

もちろん城内も見学できます。ここがシェイクスピアのハムレットのエルシノア城のモデルとなった城ですので、ハムレットに関する展示が多数されていました。

広大なホールがありました。ダンスホールの様です。かなりの人数を収容できそうなので、当時の王家や貴族の方が大勢で楽しんだと思います。ここにもクリスマスツリーが展示されていました。

展示品のフロアも複数あり、王家の食卓や調度品などが多く展示されていました。観光客が少ない時期でしたので、落ち着いて回ることができました。

クロンボー城の見学が終わった後は、食事をとるため、ヘルシンオアの街の中心地へ向かいました。時期のせいか人通りがほとんどありません。

なんとか営業しているレストランを見つけました。海が近い街らしく魚料理が多いです。オーダーしたフィッシュフライは暖かくて美味しかったです。もちろん、ビールも楽しみました。幸せ!

クロンボー城の紹介でした。コペンハーゲンから近距離にある観光名所なのでぜひ訪れることをおススメします。なお、シェイクスピア自身はここを訪れたことがないそうです。

デンマークの城・博物館は冬場は休館している時期・時間帯があるので、事前に調べて訪れることをおススメします。

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