ドイツ - ドルトムント ビール醸造博物館へ!
ドルトムントにある、ビール醸造博物館(Brauerei Museum Dortmund)の紹介をします。ドイツ各地では様々なビールが造られており、ドルトムントもビールの街として有名であり、ビール醸造所も多数ありました。現在は醸造所がほとんど閉鎖されましたが、一部は博物館として公開されております。(この記事は2013年12月末にドイツのドルトムントを旅行した時のことを書いています。)
滞在しているドイツのケルンから高速鉄道で、ドルトムントへ向かいます。約1時間半で到着しました。
ドルトムントは古くはハンザ同盟都市、近代からは商工業都市です。特に鉄鋼と石炭、さらにビールで栄えた街です。労働者の方々が仕事の後にきっと酒場でビールを堪能したんでしょうね。駅の南側の風景ですがさびれている印象です。
博物館は、ドルトムント中央駅から少し離れています。地下鉄(Uバーン)に乗り、Lortzingstraße駅まで行くことをおススメします。降車後、シュタイガー通りを東に進むと、博物館が見えてきます。ビール醸造博物館は、7大ビール醸造所のひとつHansaの跡地を利用しています。
チケットを買い、展示スペースへ移動します。ドルトムントを代表するビール醸造所のシンボルが壁に飾られています。
醸造所の名前が入ったお皿や銅像がありました。ドルトムントにあった醸造所の記録となっています。
ビールを瓶詰めする機材も展示されています。ここには、実際に使われた機材が多数展示されています。
ビール工場では、女性が労働力として活躍していた写真があります。
もちろん、ビール樽もあります。台車があるところを見ると、転がして配達したのでしょうか。
ビールの運搬車です。紅白で可愛いですね。
バーの様なところでは、ドルトムントで造られていたビールが展示されています。中央左のテレビでは、昔放送されていたビールのCMが流れています。なお、ここでビールは飲めません。
この博物館を訪ねて一番、感動したのはこれです。ビールの王冠をテーブルにしています。いつか自分用に作りたい!
ビールジョッキ、グラスも展示されており、ドイツのイベントでよく見る靴型のグラスもありました。
ドルトムントのビール醸造所の数が年代別にみられるようになっています。20世紀初頭は、30を超えています。
1950年代末にはこんなに減ってしまいました。
そして、2008年には・・・ 寂しいですね。
壁一面には、各ビール醸造所のコースターが飾られています。先ほどの年代別のビール醸造所の偏移を見ると、既にないものが多いです。
ビール醸造博物館(Brauerei Museum Dortmund)は、ドルトムントのビールの歴史に触れることができる素敵な博物館です。ビール好きの方なら、ぜひ訪れることをおススメします。
Brauerei-Museum Dortmund
http://brauereimuseum.dortmund.de/