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BGMと売り上げの不思議な関係

スーパーマーケットのBGMについての実験結果があるそうです。
あるスーパーマーケットで行った実験では、テンポの遅いBGMを流す方が、テンポの速いBGMを流すよりも、客の店舗内での移動速度が17%遅くなり、売上が38%上昇するという結果となったそうです。
また、同じようにレストランで行った実験では、テンポの遅いBGMを流すと客の食事をとる速度が遅くなり、食事量は変わらないものの、アルコール・ドリンクを頼む量が増えたため、売上が上昇するという結果になったそうです。

つまり、BGMが遅い店舗だと、お客の滞在時間が長くとなるんですね。
でもスーパーマーケットで速いテンポの曲を流しているところもあるようです。軽快なマーチのような音楽ですね。
電子機器事業を展開する「群馬電機株式会社」が製造している「呼び込み君」という小型機器から流れている音楽はまさにそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=b7pzTtrnUyc
このようなには「お買い得に感じる」という効果があると言われています。なので、店舗の滞在時間よりも「あ、これお買い得だわ」とポンポンとカゴに入れていく効果を狙っているんですね。

こう考えると、逆にお客さんの回転で稼ごうとしている店のBGMは速いテンポがよいのでしょう。
音楽が人の心理に与える影響もマーケティングに生かされているんですね。こうなると明るさや温度、香りなど、いろいろな要素が人の購買意欲を左右するんでしょうね。

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