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期待理論とは?

私たちは「自分が成功する(可能性がある)」行動に対してモチベーションを持つと言われています。
たとえば、「絶対クリアできないと分かっているスーパーマリオ」があったとしたら、やる気も出ないのではないでしょうか。いわゆる「無理ゲー」というやつですね。
逆に、何の敵も出ず、何の障害物もなく、ただ直線を走ってゴールするだけのスーパーマリオもまた、面白くありません。
適度な難易度があり、それをクリアするからこそ、チャレンジしたくなるんですね。

期待理論は、人のこの特性を分析することで動機づけを理解しようとするアプローチです。
期待理論において、期待は「自分の行動が成功するかどうか、に対する主観的な予測」を指します。期待≒自信に近いですね。
そしてこの「期待」は、どのように形成されていくのでしょうか。
まず「期待」をもって私たちは「行為」を実行します。
「スーパーマリオって面白いって聞いたからやってみよう!」です。
そして、「行為」には「結果」がつきものです。
全ステージクリアできたのか、途中でゲームオーバーになったのか。
私たちはここで「結果」を解釈します。
解釈には2つあるとされていて、「原因」の解釈「自己」の解釈です。
原因の解釈は、「親が邪魔をしてゲームに集中できなかった。」とか。
自己の解釈は、「まだまだ自分のスキル、テクニックが不十分だ。」というような感じです。

この「解釈」によって次の期待がアップデートされることになります。
「あー、ムリだ。」と悲観してばかりでは、次へのモチベーションにつながりません。
ゲームをする環境に問題があったと考えるのか、自分のテクニックを磨くべきなのか?解釈の仕方によって、次にチャレンジするモチベーションが異なってきます。
このように考えると、「どうして失敗したのか?」に対する「解釈」はとても大切ですね。

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