経済は「名詞」から「動詞」へ移行している。


モノが売れない時代だと言われます。
一方的に企業が作ったモノを消費者が買うのではなく、体験や経験を買いたいというニーズにシフトしているのです。

キングコング西野さんの言い方を借りれば、「レストラン型」のエンターテイメントではなく、「バーベキュー型」のエンターテイメント。
つまり自分たちで作り上げていくプロセスそのものが売れる、ということです。

これを端的に言葉で言い表すと、「名詞」(モノ)の経済から「動詞」(コト)の経済へのシフトです。
コトとはつまり体験と感情です。
楽しい、嬉しい、心地良い、癒される、感動する、など。
そしてそこには人間の根源的な欲求が隠れています。

現代の欲求においては、マズローの欲求説よりも世界No. 1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズ氏が提唱したとされる「シックス・ヒューマン・ニーズ」という概念のほうがしっくりきます。
シックス(6つの)ニーズとは、
1)安定感
2)不安定感
3)重要感
4)愛とつながり
5)成長
6)貢献

2つ目の「不安定感」だけ、少し説明しますと、安定感とは逆で「好奇心を満たしたい」「他人と違ったことをしたい」と言った欲求です。
「起業したい」「世界一周して世界を見たい」というようなこともこの欲求だとされます。
人間は安定を手に入れると、好奇心を満たしたいという欲求が現れるそうです。つまり「ワクワク」するような好奇心ですね。

動詞経済では、このような人間を欲求を満たすような「コト」を提供できるサービスが売れるのだと思います。

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