人生の転機には3つの段階がある。
人生の転機ってありますよね。
仕事でもそうですし、プライベートにも転機はあります。
でも、特にキャリアチェンジに関しては、いま居る地点がAだとして、変化した後の地点がCだとすると、いきなりAからCにはいかないそうです。
米国の人材系コンサルタント、ウィリアム・ブリッジズ氏は「トランジション理論」というものを提唱しています。
ブリッジズ氏によると、転機の過程は次の3段階があるそうです。
第1段階……何かが終わる
第2段階……ニュートラルゾーン
第3段階……何かが始まる
スタートは「何かが終わる」。これまでのステージを終わらせて、新しいものを受け入れる準備や余白をつくらないと次にはいけないんですね。
つまり今の仕事がいっぱいいっぱいの状態だと、新しいものを受け入れたり、変化したりする「余白」がないということです。
そして、その次にすぐに何かが始まるわけではなく、「ニュートラル」な状態があるといいます。ここではむやみに動かず、次の「何かが始まる」予兆を五感を働かせて待つんですね。
キャリアチェンジを考えるとき、「次に何をしよう?」と考えがちだと思いますが、ブリッジズ氏のこの理論は、ちょっと変わった視点を僕たちに与えてくれます。