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マインドセットを変える。

マインドセットとは、考え方とか心の持ちようのことです。
このマインドセットがどうなのかによって、自分の行動や挑戦の範囲は大きく変わります。
以前に書いた「鎖につながれた象」の例(https://note.com/gussan_t/n/n6fa001400a43)がわかりやすいですね。サーカスの象は、杭につながれた鎖で逃げられないことを小さな頃から学ぶので、大きくなって鎖を杭ごと抜く力を得ていても、それを試そうともしなくなる、というものです。
同じような例に、「ノミのジャンプ」があります。
ノミの大きさはおよそ1mm~3mmですが、その小さい体からは信じられないほどのジャンプ力を持っています。
その高さはなんと2メートルです。
その驚異的なジャンプ力を持っているノミを高さ50センチのビーカーの中に入れ、蓋をすると当然ノミは蓋に頭をぶつけます。そしてそれを繰り返しているうち、やがて頭をぶつけないようにジャンプし始めます。
そして、お察しのとおり、蓋を外してもジャンプの高さは50センチのままです。

「昔から苦手だから」「やったことないから」「どうせ無理」という自分のポテンシャルに対する固定観念が定まってしまっているんですね。
まずはその固定観念を認識するところが第一歩です。
「なぜ苦手だと感じているのか?」を自問自答していくと、その元となることが分かるはずです。
例えば、人前で話すのが苦手だ、という場合、なぜそのように感じているのか、その根拠を思い出すんですね。
あのとき、発表してうまくしゃべれなかったとか、かなり緊張したとか、そういうエピソードが思い出されるはずです。
ここで重要なのは、そのエピソードで「どう感じたか?」(意見)ではなく、「実際どうだったか?」(事実)を考えることです。
「どう感じたか?」を元に判断してしまうと、「緊張してうまくしゃべれなかったから苦手」というような「意見」になってしまいます。
一方、事実で判断するというのは、例えば発表したらブーイングを浴びて退場させられた、とかいうようなことですね。
このような事実で判断しようとしてみると、苦手意識のほとんどは意見、つまり思い込みが多いことに気づくと思います。

本当はやってみたいんだけど、苦手だからとか、できそうにないからという思い込みのマインドセットでチャンスを諦めてしまってはもったいないですよね。
まずはそのリミッターを疑ってみることで、やれることの範囲や可能性が広がるのではないでしょうか。

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