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捨てられないから忙しい。

次から次へと仕事、タスクが舞い込み、それに追われていつも多忙…、スケジュールがいつも埋まってる…、そんな方も少なくないのではないでしょうか。
もしそれが本当にやりたい仕事ばかりであれば望ましいことかもしれませんが、そうではない仕事に追われてしまっては、目標とすべき仕事に集中できず、思うようなアウトプットが得られない、というような負のスパイラルに陥ってしまいます。
このような状況を脱するには、ストライクゾーン(目標)をしっかり設定し、それ以外のボール球を捨てなければなりません。

ストライクを狙うのであれば、それが何なのかをはっきりしなければいけません。
つまり、「目標の明確化」ですね。
目標が明確になっていると、なにか仕事、タスクが舞い込んできたとき、目標に関係するのか無関係(ボール球)なのかを判断しやすくなります。
そして、その目標が「本質的」なものかどうかが大切です。まず、その目標が「一般的」なのか「具体的」なのか、さらに「刺激的」なのか「平凡」なのか、マトリクスで判断できるといいます。
一般的で平凡なものは、価値観。(強くて優しい人になりたい!など)
一般的で刺激的なものは、ビジョン。(1クリックで世界の情報へアクセス可能にする!など)
具体的で平凡なものは、四半期目標。(○月までにフォロワーを○人増やす!など)
具体的で刺激的なものが、本質です。(○年○月に東京ドームでライブをする!など)
具体的であり、かつ、「お!それはすごい!」と思えるような目標ですね。そしてそれが達成されたかどうかが測定可能かどうか?もポイントです。

そして、目標が明確化されたら、それ以外のものを勇気を持って見逃します。
仕事、タスクのボール球は見逃していけばいいのですが、もっと大きなレベル(人生)で捉えた場合、トレードオフの関係も無視できません。
人生において、何かを一つ大きなことを成し遂げたり、大切にしたいと思った場合、「健康」「家族」「友人」「仕事」の4つは、残念ながらトレードオフの関係になってしまうといいます。
もちろんこの4つすべてを大事にできればそれに越したことはないのですが、人生の時間は限られているので、何かに時間を使えば、その他のことには当然ながら時間を割けません。
仕事と友人付き合いに重きを置いてしまって、健康や家族のウエイトを下げてしまったりするケースも多いと思います。
「どれも捨てない!」という方も多いと思いますが、結果的にどれかにウエイトがかかり、その他がないがしろにしてしまっているケースもあると思います。
ただ、このウエイトはライフステージごとに変化させることが可能です。子どもが生まれてからは家族に重きを置き、手を離れたらまた仕事をちょっと頑張ってみる、みたいな感じですね。

自分の目標を明確に定め、それ以外のものを勇気をもって「捨てる」ことにより、意図しない忙しさから開放されるのかもしれません。

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