人生における5つの後悔
「死ぬ瞬間の5つの後悔」を書いたブロニーウェアさんは、看護師や介護士として数多くの患者さんの最期の瞬間を看取ってきたといいます。
本書は、そのような患者さんへのアンケートに基づいて書かれています。
この中から、「死ぬ瞬間の後悔」の上位5つを紹介したいと思います。
1)自分に正直な人生を生きればよかった。
自分自身に正直な人生を生きているでしょうか。
社会に敷かれたレールや環境に流されて、自分が大切にしているものを我慢したり、見失ったりしていないでしょうか。
他人に迷惑をかけてはいけませんが、他人の目を気にせず、自分の人生に正直に生きるべきではないでしょうか。
2)働き過ぎなければよかった。
高い地位と収入を得るために働き過ぎ、大切な人と過ごす時間を失ってはないでしょうか。
自分の心が本当に喜ぶ時間を確保できているでしょうか。
3)思い切って自分の気持ちを伝えればよかった。
日常生活の中で、好きな人への気持ちだったり、大切な人の感謝だったり、自分の気持ちをしっかりと、素直に語れているでしょうか。
4)友達と連絡を取り続けていればよかった。
幸せな人生を送るためには、人間関係が大切であるということは研究でわかっています。
いくらお金があっても、名声があっても、良好な人間関係がなければ、幸せを感じられません。
5)もっと幸せを求めていればよかった。
人生は我慢の連続、人生はそもそも理不尽なもの、と達観せず、心から幸せを求めているでしょうか。
多くの人が人生の最後を迎えるとき、この5つの後悔をするというんですね。
だとしたら、私たちもこのような後悔をする可能性は極めて高いといえます。
最後の声として残してくれたこの思いを私たちは受け取り、まだ時間が残されているのなら、後悔しないようにするべきではないでしょうか。
人間は、「やった後悔」よりも、「やらなかった後悔」の方が大きいということが分かっていますから。