すぐやる人が最強。
仕事が出来る人もしくは何かしらの分野で成功を収めている人は、このとにかく「すぐやる」という人が多いそうです。
なぜすぐやる人は成功しやすいのでしょうか?
すぐやると聞くと、猪突猛進のような何も考えずに動き出すというネガティブなイメージがあり、しっかりと考えてから動いた方が成功確率は高くなると思われる方もいるかもしれません。
ただ、動き始めはもちろん猪突猛進のような形にはなるものの、行動をし始めた後はむしろ「考える量」がかなり多くなるといいます。
行動することで考える量が増える理由は、第一歩を踏み出すと必ずと言っていいほど壁にぶち当たるからです。
動き始めるとうまくいかなかったり、想定とは違ったアウトプットが出てきたりするんですね。
そうすると、なぜうまくいかなかったのか?想定していた時の前提条件の中で誤りはなかったか?どうすればこの壁を越えることができるのか?などの思考が始まります。
行動を始めていない人が失敗しないように準備していても、発想としてこの壁を思い浮かべることができません。この壁が見えていないからです。
また、行動してみるとあまり気にしなくてもいいような些細なことに時間をかけて検討してしまうというデメリットもあります。
クマもライオンもいない平和な森を外から見て、熊が出た場合の対策法を準備しておかなきゃと無意味な思考を巡らせたり、ライオン撃退法についての本を読んだりと、やる意味がないことを必要だと思ってしまうことが往々にしてあります。
時間は有限ですので、まずは行動してみてそこで自分の目で見た課題に対して取り組むようにすることが大切です。
ちょっと考えてから動き始めようとか、検討しようというのは、言葉では前向きに見えますが、行動することを後ろ倒しにしているだけで、今考えることを放棄しているともいえます。
また、思い立ったが吉日という言葉がありますが、思い立った時がその行動に対するモチベーションがピークの状態です。
自分の中で寝かせてしまうと、次第にどうでもよくなってしまいます。
どうでも良くなるようなものだからどうでもよかったんだという意見もありますが、まず行動してみて、やっぱりどうでもよいことだったのであれば、その時にやめればいいのではないでしょうか。動かないと得られない気づきもあるからです。
この「すぐやる」思考を身につけるには、2つのステップがあるそうです。
1)完璧主義を捨て、着手主義を自分自身にインプットする。
アウトプットの品質を高めるという意味では、完璧主義が役に立つこともありますが、行動の取りかかりの場面では邪魔でしかありません。
すべての項目を事前に学習してからでないと動き始めることができないというのは、変化の激しい今の時代、かなりの遅延を生みます。
少なくとも取りかかりの時点ではこの完璧主義を捨ててしまいましょう。
2)すぐやることによる成功体験を積み重ねていく。
すぐやることでメリットは実際にやり始めると実感するといわれています。
1回や2回の成功体験では少ないかもしれませんが、着実に脳はその経験を積み重ね、脳が自然とすぐやることを推奨し始めるそうです。
もちろん重大なリスクを伴うことや、とりかえしがつかないことなど、慎重に考えるケースもありますが、すぐ動いて課題を捉え、そこからPDCAを回す、というやり方は、試す価値はありそうですね。
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