介護・福祉職のネット求人は本当にリーチするのか?
2010年の1年間で、世界中の情報量は1ゼタバイトだったそうです。
これはどのくらいの数なのでしょうか。
なんと、世界中の「砂浜の砂の数」と同じだというのです。
まったく途方もないというか、想像すら難しい話ですね。
SNSの情報もありますが、僕は求人の仕事をしていて感じるのは、求人サイトの多さです。
そしてどこも人材不足。毎日のように求人会社から電話がかかってきます。
つまり、求人に関する情報量が果てしなく多いのです。
このような状況の中、求職者はどのように求める仕事にたどり着くのでしょうか?
先日、勤め先の法人で内定者20名ほどにアンケートをしました。
「どこで当法人の求人を知りましたか?」
一番多かった答えは、
「学校の先生」でした。
いまや介護関係の学校に届く求人票はあまりに膨大で、学生は目を通すのに苦労するどころか、もはや目を通しません。
また、ネットで探そうにも、あまりにも法人や事業所が多すぎて、自分の求めるところを探し当てるのが困難なのです。
だから「先生のおすすめ」の法人、事業所に見学にいきます。
そこに同じ学校の先輩が勤めているとすれば、さらに求人効果は強力です。
「先輩も働いてるから安心」といって応募します。
つまり、いまやネット求人は介護職を目指す学生にリーチしないのです。
ネット全盛だからこそ、振り子はアナログに振れる。ということなのでしょう。
時代の流れの逆を突く。「逆張り」こそが人材獲得の突破方法なのかもしれません。