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脳は「否定形」に弱い。

自分自身や、誰かに言い聞かせることってよくありますよね。
僕もこの前にありました。
後輩がセミナーの発表をすることになり、人前で話すのが初めてだったので、「不安です。緊張します。」と言ってきました。
こんなとき、皆さんならどんな言葉をかけますか?
「緊張しないで、大丈夫。」
ですか?それとも、
「落ち着いてやれば、大丈夫。」
ですか?

どうやら脳は「否定形」を受け入れるのが苦手であるようです。
つまり、緊張「しないで」ということをうまく処理できないのです。
それどころか、「~~しないで」と言われると、余計にそうなってしまいがちなのです。
よく小学校のときに「廊下は走らないで」と言われると、無性に走りたくなったのを思い出します。

ですので、「肯定形」で言い聞かせます。
「落ち着いて。」
なおかつ、実際の行動を伝えてあげるといいかもしれません。
「落ち着いて」と言われてもどう落ち着いたらいいかわからない場合がありますので、たとえば
「ゆっくり深呼吸してから始めてみたら?」
「ゆっくり1、2、3と数えてから話し始めたら?」
というような落ち着くための「具体的行動」を伝えます。
(「状態」ではなく、「行動」にアドバイスせよ。https://note.com/gussan_t/n/n1c61f7a4787f)

「肯定形の言い回し」+「具体的行動」
このセットで、脳と身体は思うように行動しやすくなるかもしれませんね。

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