4日目 上海
朝起きると同室の人たちは全員寝てる。昨晩部屋に戻ったときは誰一人いなかった。完全に不健全な人たちである。
朝の上海の街はすごく良い。
いたるところでアジアだなぁという光景が見れる。
道で生きた魚をばらまいて水かけてたり、バイクがブーブーいいながら縦横無尽に走ってたり。
路地裏入ると洗濯物がたくさん干してあったり。
こういう観光スポットでもなんでもない暮らしの雰囲気に感動する。
その国の、土地の人々の日常風景こそ、一番面白いような気がする。
さて、私はM50というアートスポットに行きたかったので、メトロを乗り継いで中潭路という駅を目指す。ちなみに中国のメトロは改札通るとき毎回、空港並みのX線手荷物検査がある。
途中マックに寄ったけどここでも買うのに一苦労。タッチパネルで注文するシステムだった。日本よりハイテクじゃん…てなる。スタバでも思ったが、コーヒーもマックのポテトも日本と少し味が違う。
さて、M50は面白い場所だった。1930年代に建てられた紡績工場の跡地をそのまま利用したギャラリー街らしい。
中に入るとちょっとした町のように色んな建物が集まっていて、それぞれにアート作品が展示してあったり、作りかけのものが置いてあったり…中で人が待ち構えていないので気軽にのぞけるし、建物が入り組んでいて、あ、ここ登れるんだ、ここにも展示がある、みたいに自由でたのしい。
帰り、宿のエレベーターで一緒になったおじさんに英語で話しかけられる。ネパール人らしい。良い人そうだったが何しに上海来たのかは聞き取れなかった。
部屋に戻ると新しいルームメイトがいた。初めての感じのよさそうなルームメイトである。台湾から来たそうで、鳥鎮を観光してきてすごく良かったと写真見せてくれた。私の英語は下手くそだけど、それでも意思の疎通ができるってすばらしい。共通言語の重要性を身をもって感じた。
今日もすごく寒くて、夜ごはんに何かあったかいもの食べたいなと思い、結果こうなる。
夜の上海は遅くまでにぎやかだ。