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3日目 上海

朝、時計を見ると7:00。
朝食くいっぱぐれてしまうと急いで起きたら外はまだ暗い。デッキに出てみると寒い。これが時差というやつか。得した気分でもう一時間寝る。

朝食とって、いよいよもうすぐ着岸。こうなってくるとこの船とわかれるのも少しさびしい。上海の街並みが船から見える。

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下船してしばらく人気のない地下道を歩く。途中麻薬犬と思われるでっかい黒い犬が待ち構えていたりとこわい。入国審査も無数の防犯カメラのなか、全部の手の指紋をとられ、顔写真をとられ、かなりの徹底ぶり。

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一緒に乗船していた親切な中国人男性が上海市内まで同行してくれた。昼ごはんもおごってくれて、駅でチケットの買い方とか、SIMカードの入れ替えとか手伝ってくれて、これできっと上海での運は使い果たしたなと思う。

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案の定、その人と別れてから宿までの道が分からず迷子になり、道行く人に聞いても無視され、寒くて凍えそうになり、上海のイメージがプラマイゼロになる。

どうやら中国ではGoogleマップは正確に機能しない。ためしに中国人が使っている地図アプリの百度(バイドゥ)というやつをダウンロードしたら正反対の方向に宿が表示された。

ちなみに噂通り、中国ではGoogleもTwitterやInstagram、LINEなどのSNSもYouTubeも一切見れない。私は香港SIMを使っていたので回避できたが、街中や宿のWi-Fiに繋ぐとネット規制がかかるので基本Wi-Fiは利用できず不便だった。

やっとの思いでバッパー宿に着く。部屋は6人ドミトリーだが、全員ここに住んでるのか?というくらい自室と化していた。誰も挨拶返してくれないし、うつろな空気が漂っている。とりあえず荷物置いて夜の上海の街へ繰り出す。

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メインの通りは表参道みたいにめっちゃおしゃれって聞いてたけど、商店街のブティックみたいな店とかある。あとユニクロあったけど日本の方が安い。ファミマ見つけて嬉々として入る。カレーが食べたかったが、見つけたカツカレーに「猪」と書いてある。でもブタのような絵も書いてある。

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豚と信じて買う。ファミマでも言葉が分からず苦労する。普段当たり前のようにできていることが、国が違うだけでこうも不便だ。ちなみにカツは駄菓子屋のカツみたいな味だったのでブタだかイノシシだか分からなかった。

この時点で上海のイメージはマイナス方向である。

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