1日目① 大阪〜上海(フェリー)
朝起きて、大阪国際フェリーターミナルへ。
大阪メトロ中央線のコスモスクエア駅で降りる。そこから無料送迎バスが出てるって案内に書いてあったのだが、見当たらない。仕方なく徒歩で1kmほど歩いた。すでに適当感が出ている。
フェリーターミナルは地味で、時期的に利用者も少ない様子だった。すでに中国語が飛び交っている。
受付のようなところでパスポートチェックされ、次にX線荷物検査。
「荷物これだけですか?妙に軽くない?行くのは上海だけなの?」と聞かれ、とっさに「あ、ハイ」という無意味な嘘をついてしまった。
列に並んで出国スタンプ押してもらう。人生はじめての出国スタンプ。やっとか、という気持ちになった。
船の中に入ると、ロビーの内装は中国っぽい飾り付けにクリスマスツリー。絶妙なセンスである。そしてクルーがほぼ全員中国人。思ったより日本語が通じないという事実。
ちなみに乗客も中国人が多い。相部屋になった人たちもみんな中国人。一人は日本語が上手で、中国のこと色々教えてもらった。アメもくれた。南京に住んでいるらしい。南京は昔の中国の首都で、日本でいう京都みたいなもので、上海よりちょっと汚いらしい。
部屋の様子。一部屋に8ベッドある。
そんなこんなで喋ってるうちにいつのまにか船出航してた。アナウンスの一つもない。
出航して間もなく、避難訓練みたいなのが行われる。
甲板にて救命用ベストの付け方やらなんやら教わったけど中国語でよく分からないしほぼ記憶にない。
ちなみに同室の人たちは部屋で寝てた。
しばらくして昼ごはんのアナウンスが流れる。
これは500円のソバ。高くもなく安くもないが、具がちゃんとしてたから安い方かなと思う。
船内が地味に肌寒く、日中は日の射す窓にへばりついて暖をとっていた。Wi-Fiもなくネット社会から隔離されているので、ただ何するでもなくボーッと外を眺める。
食堂が時間外も解放されているので、お茶を飲みながらポツンと一人、ここが居心地よかった。
たまにデッキに出て風を浴びてみたり、船内探索したり…しかしどこもあまり人がおらずさびしげ…
1日目は瀬戸内海を進んでいく。これはなんか有名な橋。
船の上からみる夕日はいつ見ても感動する。